【中国語会話】習得のKPIは?会話の表現集やレベル設定も解説
みんさん、こんにちは!中国語学習コーチの冨江です。
中国語学習中の皆様は、次のような課題を持っていませんか?
- 中国語会話を習得したいけど、何を目標にすればいいかわからない…
- 検定試験を取ったけど、会話できない…
このような疑問、私も以前からずっと持っていました。
目次
中国語会話のKPIとは?
この会話習得における目標設定がわからなくて、いつまでも足踏み状態でしたし、そもそも明確に目指すべき地点がないので学習意欲も湧きませんでした…
つまり、会話を習得するためのKPIがなかったのです。
KPIとは何か?
KPIとは、「Key Performance Indicator」の略語で、日本語ではビジネスの現場などえ「重要業績評価指標」や「重要達成度指標」と呼ばれています。 英語の単語からわかる通り、目標達成のための各プロセスにおいて、達成度合いの計測と評価をするための明確な指標です。
そんな私がこの課題解決のために研究を重ねてまとめ上げたのが中国語会話のKPIを設定した習得理論です。BCP方式として、わかりやすく理解できるよう日々改善しております。
本日は、PaoChaiオンライン中国語コーチングの特徴である中国語会話の習得理論についてご説明いたします。
中国語会話の習得理論(BCP方式)の概要
中長期的・短期的に何を目標に掲げ、今何をしているのかを意識することが効率的な中国語学習をする上で大切です。まずは、学習の到達点をおさらいします。
まず目指すべき到達点は、コア能力として日常語彙5,000程度を“話せる、聞ける”レベルで身につけることです。つまり、5,000語レベルの中国語音声について、どこからシャッフルで聞いてもリピーティング(「音読ジョグ」最終段階 の脳トレ)できる状態です。
全体の流れを説明します。
【B】まず、Lv.01で発音の基礎(410音節表、声調20パターン)を徹底的に固めます。その後、Lv.02〜Lv.05で文法の基礎を固めます(※ここでは文レベルの発音にも取り組みます)。
【C】その後、Lv.06〜最後のLv.20までは耳トレ、口トレ、脳トレの組み合わせである「音読ジョグ」トレーニングという意味を理解した中国語を沢山発話していく形式で、シンプルに成長実感を得ながら学習を進めます。
【P】Lv.10(できればLv.15)に到達したら、徐々に「会話トレーニング」や「読書」「ドラマ鑑賞」など実践能力トレーニングをして、コア能力をより瞬発的な実践能力に変えていきます。
BCP方式(中国語学習)の流れ
目指すべき実践能力(会話力)は、次のstepで高めることができます。
- step1. 【B】基礎固め(発音と文法の基礎を固める)
- step2. 【C】コア能力トレーニング(“話せる、聞ける”語彙を増やす)
- step3. 【P】実践トレーニング(瞬発的に“使える”ようにする)
一般的な中学高校の英語教育では【理論】学習や“読める”(見てわかる)語彙学習については十分行っていますが、step2の“話せる、聞ける”語彙を増やす【トレーニング】が決定的に足りていません。
“読める”レベル(見てわかる)を超えて、“話せる、聞ける”レベルの語彙力を身につけるには、その目的に特化したトレーニングを、正しい方法で一定の量を行うことが必要になります。
われわれは英語の義務教育でこれらをほとんど行っていません。それゆえ、沢山勉強(理論)したのに“使える(話せる、聞ける)”ようになっていません。
これから中国語を学習する場合は、こちらを踏まえて効率的に学びましょう。
【B】基礎能力トレーニング
まずは、発音を理論で学び、トレーニングを通じて身につけます。同様に、文法の基礎を理論的に学びトレーニングで“使える”ようにします。ここでは「瞬間中作文」トレーニングを行います。
【C】コア能力トレーニング
この「知っている」を「使える」ようにするには、たくさんの中国語に何度も触れ(反復)、中国語の耳を作り、口を作り、頭を作り、その養分を吸収する必要があります。
話せる、聞けるレベルで身についている語彙、単語、表現をコア能力と呼び、以下のようにこの観点での語彙力を基に、Lv.20(5000語)までをレベル分けしています。コア能力向上には「音読ジョグ」トレーニングが効果的です。
中国語<学習自走力>を最短で身につける
ゼロから中国語学習を開始する方、また、学習経験者の方も、まずは中国語<学習自走力>獲得に向けて学習を進めます。
中国語<学習自走力>とは、効率的に話せる聞ける中国語力を伸ばしていける力です。中国語の発音と文法の基礎が固まり、音読ジョグ(音読、リピーティング)と瞬間中作文のトレーニングを適切に行えることを条件としています。中国語独学完全マップではおよそLv.06の地点となります。
【P】実践能力トレーニング
こうして、コア能力を一定レベルまで高めたら、これらを状況に合わせて、且つより瞬間的に“使える”ようにするために実践トレーニングを行います。実践トレーニングには、会話トレーニングや読書、ドラマ鑑賞などがあります。
コア能力との違いは、目の前の状況に合わせて、その場で初めて聞くことを理解し、その場に合った内容の発話を瞬発的に行う点です。
さらに詳しくは、中国語独学完全マップをご覧ください。
中国語会話の習得に役立つコンテンツ
以下、中国語会話に役立つ情報をシェアいたします。
中国語会話の表現・語彙
実際に中国語会話で使える具体的な表現・語彙のコンテンツです。挨拶や、恋愛、感謝などいろいろな表現を学べます。
中国語ネイティブと話すには?
現代において、中国語学習者が中国語ネイティブと話す機会は沢山あります。
格安オンライン中国語会話【CCレッスン・ネットチャイナ・ネトチャイ】などを使えば、リーズナブルに会話の機会が得られます。CCレッスンを使えば、月額11,000円で毎日25分マンツーマンでネイティブと話せます。
中国語の日常会話レベル、ビジネスレベルの定義は?
よく学習者が口にしがちな日常会話レベル、ビジネスレベルなどの曖昧な定義に終止符を打つため、以下、具体的に定義しました。
さらに詳しい中国語会話の戦略的な学習法
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以上です。
中国語会話を習得するために必要な情報は揃いました!
あとは皆さんが走り出すのみです!
伴走が必要であれば、是非我々PaoChaiオンライン中国語コーチングにご相談ください。
冨江コーチ
東京都北区出身。中国ビジネス10年(日本のゲーム、アニメ等コンテンツの中国展開に従事)、中国在住5年(上海、南京)の経験を活かし、実践的な中国語学習のサポートをいたします。2016年から語学の道に転身。大学院で第二言語習得、言語、哲学の研究を行いながら、中国語と日本語を教える。趣味は、中国各地の麺類を食べ歩くこと。テニス、ラグビーなどスポーツ全般。新HSK6級。復旦大学短期留学(2007年)。早稲田大学国際教養学部卒業。The Australian National University修士号、早稲田大学国際コミュニケーション研究科修士課程修了。
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