【中国語勉強法】発音よければすべてよし!5stepのポジティブサイクル

中国語は「発音よければすべてよし!」5つのポジティブサイクル

中国語学習において「発音よければすべてよし」という言い方があります。

ある程度中国語を学ばれた方の多くが同意するのではないでしょうか?また、これから中国語を学ぶ方は、是非これを心に留めておいてほしいと思います。

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中国語教育者の相原茂氏は、『中国語の学び方』という中国語学習についてのエッセイで「中国語は発音よければ半ばよし」と始め、その後、発音がよければポジティブな5つサイクルがうまく回ることを説明し、最終的に「中国語は発音よければ全てよし!」とその結論を展開させています。その理屈は次のようなものです。

中国語の学び方
相原 茂
東方書店
1999-10



発音がよいと生じるポジティブなサイクル

1.中国語 発音よければ 半ばよし!正確な発音で中国語を発すると、とても気持ちがいい。気持ちがよくて、脳も快感を感ずる。そして口も快感を感ずるのです。


2.いい発音をすると、気持ちがいいから、どんどん話します。


3.話せば正しい発音が脳と心にしみこむわけですから、中国語に親しみ、上達するようになります。こうして、非常にいい「正の循環」が生まれて、どんどん中国語がうまくなります。


4.中国の方も、あなたの発音はいいとほめてくれます。人にはほめられ、自分も気持ちがいい、そして話も通ずるわけですから、こんなによいことはありません。どんどん中国語ができるようになる。

5.中国語 発音よければ すべてよし!事実、よい発音をする人で、中国語ができないという人にはお目にかかったことがありません。

若干飛躍も感じられますが、相原氏は中国語は発音よければ「すべて」つまり100%OKという結論なのです。中国語の勉強法を検討されている方は是非、発音を徹底的に固めましょう。

「中国語の学習は、発音を習得できれば70%完成したも同然です」

また、中国語の発音のテキストとして長く読まれている『紹文周の中国語完全発音マスター』のご著書であり、日本において30年以上、中国語の公開講座を行っている紹文周氏も「中国語の学習は、発音を習得できれば70%完成したも同然です」と述べています。



もし、中国語と接する場合、読むとき、書くとき、話すとき、聞くとき、全ての過程において中国語の音声が(声に出す出さないを問わず)関与してきます。これを間違った発音で行えば、学習を進めるごとに誤った形で定着してしまいます。しかし、逆にしっかりした発音であれば、中国語に触れる度にどんどん中国語のリズムや構造が発音とともに身体に浸透していきます。

中国語の学習を開始するときは、発音の理論を理解し、実際に発音できるように(技術)徹底してトレーニングし、「発音」の基礎を固めましょう。下記の記事で体系的な発音学習法をまとめていますので、ご一読ください。

【中国語】発音(ピンイン・声調)はどう学べばいい?超体系的な学習法

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