【オンライン中国語】フリートークが良くない3つの理由

中国語会話

みなさま、こんにちは!PaoChai中国語学習コーチの冨江です。

中国語学習者の中には、CCレッスンネットチャイナネトチャイなどの格安オンライン中国語会話サービス(以下、「オンライン中国語」といいます)を使っている人も多いのではないでしょうか?

ネイティブとマンツーマンで会話をする場合、何を話したらいいかわからない、という人から相談を受けることがあります。

とりあえず、自由に会話(フリートーク)をしているという人が多いですが、

私個人としては、

中国語力を高めるという学習目的の場合、フリートークはおすすめしません。

今日はその3つの理由と効果的なオンライン中国語の使い方を紹介したいと思います。

【オンライン中国語】フリートークが良くない3つの理由

目的がないから評価できない

自由に何でも会話をするというフリートークは、母語でも難しいことがあります。

それが、予定調和でない楽しさを提供するのはわかりますが、学習中の第二言語(外国語)でやるのは至難の業です。

フリートークが学習に向かないのは、明確な目的がないからです。

なので、30分〜60分程度の間、ネイティブと会話しても、それがうまくいったのかだめだったのかよくわからないで終了してしまいます。

つまり、その会話練習という学習時間(トレーニング)を評価できないのです。

※学習ではなく、会話を楽しむために使っているのであれば問題ございません。

トライ・アンド・エラーができない

評価ができないので、トライ・アンド・エラーができません。

○○ができなかったとか、○○ができてよかった、という発見は、何かしらの目的があってこそ明らかになります。

成長実感がないから諦めやすい

何かしらの目的があれば、それを遂行できれば、達成感があります。

しかし、フリートークの場合、できたのかできていないのかよくわからず消化不良になります。

これでは、中国語力が伸びている!というような実感を持つことが難しいでしょう。

【オンライン中国語】おすすめの使い方

フリートークの欠点を説明しましたが、では、オンライン中国語をどのように使うのがよいでしょうか?

オンライン中国語サービスの特徴を理解し、学習効果の高い使い方として、インタビュー、プレゼン、トピック型の3つのトレーニング方法をおすすめします。

これは文字通り、オンライン会話のレッスン中に、ネイティブにインタビューをしたり、プレゼン質疑応答をしたり、あるトピックについて話し合う、というものです。詳しくは下記の記事を参照してみてください。

関連記事:格安オンライン中国語会話【CCレッスン・ネットチャイナ・ネトチャイ】の最高の使い方3選

ここでは、これらの3つのトレーニングがなぜ良いのか説明します。

目的があるから評価できる

インタビューやプレゼンは明確な目的があります。

インタビューなら、聞きたいことを聞き出す、プレゼンなら、伝えたいことを伝える、これができていれば「成功」、できていないければ「失敗」と判断できます。

トライ・アンド・エラーできる

往々にして、○○ができなかった、表現できなかった、聞き取れなかった、など課題が出てきいますが、こうした課題を明確にすることが成長のために重要になります。

会話が終わった後に、単語や表現を調べたり、ネイティブに教わった表現をまとめたり、音読することで次に活かします。

成長実感がある

例えば、インタビューで中国で流行りのドラマについてヒアリングするとか、ネイティブの方の住んでいる地域の特徴について聞いてみるとか、そういう目的があれば、成果を振り返ることができます。

何度かインタビューしてみて、課題がわかり、それに取り組みます。

次の会話の時間でこれらを克服できれば、成長の実感を味わうことができるでしょう。

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以上、オンライン中国語で、学習目的で会話をする場合、フリートークをおすすめできない3つの理由を説明しました。

フリートークは目的がないので、評価できず、それ故トライ・アンド・エラーができず、成長実感が持てません。一方、おすすめしたインタビューやプレゼンなどの会話トレーニングは、その逆で明確な目的があるので、試行錯誤してうまくいけば成長を実感することができます。

ぜひ、みなさまも試してみてください!

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冨江コーチ

東京都出身。早稲田大学国際教養学部卒業。中国ビジネス10年(日本のゲーム、アニメ等コンテンツの中国展開に従事)、中国在住5年(上海、南京)の経験を活かし、実践的な中国語学習のサポートをいたします。2016年から語学の道に転身。大学院で第二言語習得、言語、哲学の研究を行いながら、中国語と日本語を教える。趣味は、中国各地の麺類を食べ歩くこと。新HSK6級。復旦大学短期留学(2007年)。The Australian National University修士号、早稲田大学国際コミュニケーション研究科修士課程修了。

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