【中国語】筋トレ・ジム用語 20選(器具、BIG3、自重トレ、ストレッチなど)

語法・表現・フレーズ

こんにちは!中国語学習コーチの冨江です。

みなさん、筋トレしてますか?

私は中2くらいから1週間以上運動をしなかったことがないくらい身体を動かすことが好きです。(好きというか、生きる上で、健康を保つためにも必要と考えています)

今日は、中国生活でジムにも通っていた私が筋トレに関係する中国語を20厳選で紹介したいと思います。

(私自身、筋トレにハマった時期は何度かあるものの、ずっと継続はできていません。唯一継続できているのはジョギングです。実はPaoChaiの“pao”は“跑步”(pǎobù)に由来しています。下記記事参照。是非ご一読ください。)

PaoChai中国語の“pao”は“跑步”(pǎobù)に由来!その3つの本質

語学はよくスポーツに例えられますが、PaoChaiの思想にもスポーツマインドが間違いなく根付いています。

(なぜかPaoChaiの受講生もスポーツ経験者が多いですが、どこか響くものがあるのかもしれません…笑)

【中国語】基礎的な筋トレ用語と中国ジム事情

まず第一に、筋トレすることは一般的に锻炼身体(duàn liàn shēn tǐ )といいます。また、筋肉は肌肉Jīròuといいます。

では、

以下、筋トレ関連の中国語単語を見ていきましょう〜!

ジム:健身房(jiànshēnfáng)

「ジム」は健身房といいます。

  • 【名】ジム:健身房(jiànshēnfáng)
  • 【動】健康な体を作る、体力作りをする:健身(jiànshēn)

“健身”は、「健康のため運動する」という意味の動詞なので、“你健身吗?”(あなた、運動しますか?)などと使うことができます。

中国(上海)のジム事情

私が上海にいたときに通っていた(2014年から2019年くらい)のは、威尔仕(wēi ěr shì)という大手チェーンのジムでした。英語表記は「WILL’S」です。

上海に住まれている人なら見たことある人が多いでしょう。今はどうなのか知りませんが当時は、上海のいたるところにありました。日本でいうと、ガチ勢の割合が少し低いゴールドジムのようなイメージです。

会費は、正確な数字は忘れましたが、1年単位で払います。たしか1年で数千元(7〜8万円)くらいだった記憶があります。これはほぼ24時間のジム利用料だけでなく、プールや毎日営業時間中行われているボクササイズ、ヨガやダンスのレッスンも受け放題ですので、コスパ良いと思います(私はジムのみ利用でしたが)

また、上海の1店舗のみの利用なのか、上海にある全店舗(当時10以上はあったと思います)利用で料金が変わります。

1つ重要なことは、この料金体系、日本のジムのように価格表がないことです。上記のようなオプションというか利用範囲を確認しながら交渉で決めるような感じでした。私はけっこう粘ってだいぶ値引きしていただきました(笑)

今でもそうなのでしょうか?誰でも一律同じ料金で利用させていただきたいものですね。

パーソナルトレーナー:私教( sī jiào)

中国のジムは、私はこの威尔仕しか知りませんが、中国のジムにるトレーナーのレベルはとても高いと思います。身体つきを見れば一目瞭然です。

日本の場合は、高校大学なのでスポーツをやっていた人があまり専門性なくジムのトレーナーになることが多いですが、中国の場合、体育大学出身やプロのスポーツ選手や資格を持ったプロがやっていることが多いイメージがあります。

  • トレーナー、コーチ:教练(jiào liàn)
  • パーソナルトレーナー:私教(sī jiào)

トレーナー、コーチなどは教练(jiào liàn)といい、パーソナルトレーナーのようにマンツーマンでつくトレーナーを私教( sī jiào)といいます。

【中国語】筋トレ器材

まずは、フリーウェイトで使うダンベルやバーベルなどの用語です。

  • ダンベル:哑铃(yǎ líng)
  • バーベル:杠铃(gàng líng)
  • プレート:杠片(gàng piàn)
  • シャフト:杠铃杆(gàng líng gǎn)

写真の下にある片手で持つのがダンベルで、これは哑铃(yǎ líng)といいます。ダンベルのベル(bell)が鈴というなんともわかりやすいですね。

そして、写真上がバーベルで杠铃(gàng líng)です。バーベルのシャフトを杠铃杆(gàng líng gǎn)といい、重さを調整するプレートは杠片(gàng piàn)といいます。

普通、日本だとこのシャフト(=杠铃杆)は20キロなのですが、中国で驚いたのは、10〜15キロくらいのシャフトがあります。おそらく女性やお年寄りも利用するためのものなのかもしれません。日本の一般的なジムだと大体20キロで、競技用のものが使われます。WILL’Sでは店舗によって20キロのもあったりなかったりという感じでした。

筋トレBIG3の中国語

次に、ジムでトレーニングといえばBIG3です。

BIG3(ビッグスリー)とは、筋トレの中でもとくに大きな筋肉を鍛えることができる種目「ベンチプレス・スクワット・デッドリフト」を指します。フリーウエイトで何から始めたらいいか分からない初心者は、まずBIG3種目から始めていくのが効率的でしょう。

中国語でもBIG3は「ビッグ・スリー」といいます。

スクワット:深蹲(shēn dūn)

まず最初は、スクワットです。

これは、深蹲(shēn dūn)といいます。深く、しゃがむ(=蹲)という意味ですね。

ベンチプレス:臥推(wò tuī)

ベンチプレスは臥推(wò tuī)といいます。

卧(wò)とは、動詞で「 (人が)横になる,体を横にして寝る」という意味で、推(tuī)は「押す」という動詞です。

デッドリフト:硬举(yìng jǔ)

デッドリフトは硬举(yìng jǔ)です。

そもそもデッドリフト(dead lift)の語源は何なのでしょうか?

調べてみると、「死体を持ち上げる動作から」「死ぬほど辛いから」からdead(死)が来ているという俗説もありあすが、「床に静止状態のウェイトをリフトするから」というのが有力なようです。

そう考えると、中国語の“硬”がどこから来たのかよくわかりませんね…

(liftは「持ち上げる」の举(yìng jǔ)です)

回数やセットの数え方

トレーニングにおける回数などの数え方は以下の通りです。

  • RM:极限重量(jí xiàn zhòng liàng)
  • レップ(=回=Repetition):个(ge)
  • セット:組(zǔ)

RMとはRepetition Maximum(最大反復回数)のことで、筋力トレーニングにおいて連続でできる最大回数です。これは极限重量(jí xiàn zhòng liàng)です。

レップ(回数)は、个(ge)で、セットは組(zǔ)で数えます。以下の例文のように使います。

  • 一般100kg3-5个一组, 能蹲5组。

    (普通、100キロ3〜5回(レップ)を1セットで、5セット(スクワット)できます)

【中国語】自重を使ったトレーニング

コロナ禍では、多くの方がご自宅で『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』を読んで自重トレーニングを行っていたのではないでしょうか?

ここでは自重トレーニング用語を説明します。

腕立て伏せ(push up):俯卧撑 (fǔ wò chēng)

腕立て伏せ(push up)は、俯卧撑(fǔ wò chēng)といいます。台湾では、伏地挺身(fú dì tǐng shēn)といわれるようです。

“俯”(fǔ)は、「付属形態素 」で「うつむく,下を向く」、卧(wò)は、動詞で「 (人が)横になる,体を横にして寝る」、撑(chēng)は動詞で「(手・腕などで)つっかい棒にする,支える」の意味です。

腹筋(sit up):仰臥起坐(yǎng wò qǐ zuò)

腹筋(sit up)は、仰臥起坐(yǎng wò qǐ zuò)です。仰臥は、俯卧(うつ伏せ)に対して、仰向けという意味です。

懸垂:引体向上(yǐn tǐ xiàng shàng)

意外と知らないのがこちら。懸垂は、引体向上(yǐn tǐ xiàng shàng)といいます。

倒立:倒立(dào lì)

中国で、倒立は、そのまま倒立(dào lì)です。

【中国語】ストレッチゾーン

中国のジムにも日本と同じように、鏡の前でストレッチを行うスペースがあります。

ストレッチ:伸展(shēn zhǎn)

ストレッチは伸展(shēn zhǎn)といいます。

バランスボール:健身球(jiànshēnqiú)

バランスボールは、健身球(jiànshēnqiú)です。日本語との意味合いが違うので要注意です。

ストレッチポール:泡沫轴(pàomòzhóu)

ストレッチポールは、泡沫轴(pàomòzhóu)といえば通じます。

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以上、筋トレに関する中国語表現を紹介しました!

是非みなさんも、これらの用語を使うシチュエーション(※)に身をおいて中国語を実践してみてください!

※中国で生活しジム通いする状況

最後に、

中国語とは関係ないですが、筋トレで目指すべきKPIがわからなければ以下を目指すことをおすすめします。

  • スクワット=体重の1.5倍で10回
  • ベンチプレス=体重の1倍で10回
  • 懸垂=10回

初心者であれば数年かかるかと思いますが、パワーのある身体が手に入るはずです!

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冨江コーチ

東京都出身。早稲田大学国際教養学部卒業。中国ビジネス10年(日本のゲーム、アニメ等コンテンツの中国展開に従事)、中国在住5年(上海、南京)の経験を活かし、実践的な中国語学習のサポートをいたします。2016年から語学の道に転身。大学院で第二言語習得、言語、哲学の研究を行いながら、中国語と日本語を教える。趣味は、中国各地の麺類を食べ歩くこと。新HSK6級。復旦大学短期留学(2007年)。The Australian National University修士号、早稲田大学国際コミュニケーション研究科修士課程修了。

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