【2024年】中国留学の3つメリットとは?【語学、大学、研究、MBA】4形態を徹底考察!
みなさん、こんにちは!PaoChaiの中国語学習コーチの冨江です。
本日は、中国留学について私見をまとめてみたいと思います。
私は大学生のとき(2007年)大学のプログラムで復旦大学という中国の上海にある大学に3週間くらいの短期留学をしたことがあります。
それまで英語圏にしか関心がなかった私の世界観や価値観が揺らぐ体験をしました。その17年も前の経験が、その後、中国でエンタメ関連の仕事をし、現在(2024年)の中国語学習コーチという職業につながっています。
より多くの人に中国をリアルに感じていただきたい思いがあります。以下、中国留学について、その本質的な3つの価値と、留学の4形態を考察していきます。
目次
【中国留学】本質的な3つのメリット(価値)
まず、中国留学に行くメリット(価値)は何でしょうか?
本質的に考察していきたいと思います。「本質的」とは中国留学でしか得られないこと、他で代替できない、という程度の意味です。
1.中国語力向上
留学すれば、当然、中国語が日常的に話される中国で生活することになります。
そうなれば、中国語学習において学習の強制と実践の宝庫という2つのプラスがあります。詳しくは以下の記事に書いてありますが、簡単に言えば、学習量をたくさん取らざるを得なくなる強制力が働き、且つ自分ごととして中国語の言語使用をたくさんやる機会がある、ということです。
このような環境は、中国語力向上に大きな価値となります。
ただし、上記の記事でも書いていますが、それだけあれば語学力が向上するわけではありません。
2.専門分野の追求
中国留学ならではの価値といえば、やはり何かしらの分野で最先端の知識や経験を得ることでしょう。
すぐ思いつくのは中国医学や漢方など、中国独自のもの。中国哲学、思想の研究などもやはり本場中国でやるのがベストでしょう。留学というのかわかりませんが、少林寺拳法や各種中国武術、中国漫才「相声」を本場で学ぶ、なども専門分野の追求と言えるでしょう。
中国の達人でもある中国の伝統芸能である「快板」を極めた小松洋大さん、中国留学後、中国伝統医学医師として活躍される藤田康介の活動などが参考になるかもしれません。
詳しくないのでわかりませんが、コンピュータ科学や一部の理系学問などは、日本よりもかなり進んでいる分野もあるかもしれません。
(ただ、それだったら、英語を学んで欧米に行くほうが良い、となるかも…)
3.多様な経験
以下の記事で、中国留学の中国語学習におけるメリットとして、学習の強制と実践の宝庫という説明をしました。
たしかに、その語学的な利点は大きいのですが、記事の結論として、最も価値あるものは、中国という異国の地で、様々な人々や文化、自然とふれあい、モチベーションを起爆するような様々な体験をすることだ、ということを書きました。
これは中国に限定することではないですが、留学最大の価値と断言できます。
中国留学の4形態
1.語学留学
一番お手軽なのが中国語の語学留学です。数週間から数年まで、数十万円〜の予算で比較的気軽にできそうです。
所謂、お金さえ払えば誰でも名門にいけるので、留学の体験をしたいのであれば最も手っ取り早いです。
中国への語学留学の手続きは、自分でやるのがベストですが、時間がなかったり不安があれば毎日留学ナビなどにサポートをお願いするのも良いでしょう。
2.四年生大学の留学
こちらは、通常高校生が検討することになります。
社会に出る前の4年間を過ごすわけですから、人生においてもとても重要な時間となります。
清華大学の学部(本科)を卒業されている株式会社unbot(アンボット) 創業者の中町秀慶さん、同じく清華大学の学部(本科)と大学院を卒業後、ベンチャーキャピタルで活躍されている夏目英男さん、などの活動が参考になるかもしれません。
3.大学院(修士・博士過程)での中国留学
研究(修士・博士過程)で言えば、やはり中国だからこそ学べる!ということが重要ですよね。(中国で学ぶより、日本で日本語で学んだほうが進んでいるのでは何かもったいない感じがします)上述した、中医や漢方などは中国で学ぶ価値がありそうです。
あまり、私自身は中国で修士や博士課程の研究をされている方の話は聞いたことがないですが、ネットで探すと中国での修士・博士体験記やブログなどは出てきます。
修士課程でいうと、今は楽天証券の解説員になっていますが、加藤嘉一さんも北京大学で国際関係の修士まで出ています。現在(2024年)、中国の北京大学で社会学(人口学や定量調査)を学んでいるというセイタさんのnoteも参考になります。
博士ですと、2018年から中国人民大学国際関係学院博士課程に進学した伊藤一城さんの博士課程体験、2010年中国科学院研究生院(大学院)博士課程(日中韓の古典籍に現れる植物名や文化の領域)修了した久保輝幸さんの、博士課程から始めた中国での研究生活が大変参考になります。
また、政治的な理由で客観的な研究ができず、一部の専門領域ではあまり適さないかもしれません。自分が学びたい分野が中国でどういう状態にあるのか、具体的に把握してから検討する必要があります。
また、留学ではないですが、研究者として大学で仕事をされている方は増えていますね。Twitterなどでも津田賢一さんのように大学の先生のアカウントは大学生活の雰囲気など伝わってきます。
4.MBAでの留学
MBA留学という選択肢もあります。
中国のMBAは、中国の世界での影響力により、世界中から学生が集まりエキサイティングな経験が期待できます。そして、欧米のMBAに比べるとだいぶ学費や生活費が抑えられるのも魅力です。
「アジアで学ぶ」というサイトに、清華大学、北京大学、上海にあるCEIBSなど有名大学のMBA体験談が沢山載っています。また、CEIBS卒業後、中国のアリババ本社で働いている大山廣貴さんの体験談も参考になります。
中国留学に関する体験談12選
以下、主に語学留学が中心ですが、PaoChaiのメディアにある体験談の記事になります。コロナで出始めたオンライン留学もあります。
※四年生大学や、修士、博士課程の体験談をお持ちの方は是非ご寄稿ください!
中国留学前に一定の中国語力を!
最後に、一言。
留学の経験は、一定の中国語力を身につけてからの方が、圧倒的に実りあるものになります。
留学は、語学のためではなく、実践や体験のためにいくものです。そのためにも、是非日本にいる間に実践的な中国語力を身につけましょう。
最短で中国語を習得したい方は下記から無料カウンセリングをご予約ください。24時間受付中、毎日、実施しております。
以上、
中国留学について、その3大本質的価値を述べ、4つの形態を紹介、最後に12の体験談を共有いたしました。
留学は中高生や大学生だけでなく社会人や、既にリタイヤされた方など、あらゆる方に価値あるものだと断言できます。
みなさまも、是非、チャレンジしてみてください!加油!
冨江コーチ
東京都北区出身。中国ビジネス10年(日本のゲーム、アニメ等コンテンツの中国展開に従事)、中国在住5年(上海、南京)の経験を活かし、実践的な中国語学習のサポートをいたします。2016年から語学の道に転身。大学院で第二言語習得、言語、哲学の研究を行いながら、中国語と日本語を教える。趣味は、中国各地の麺類を食べ歩くこと。テニス、ラグビーなどスポーツ全般。新HSK6級。復旦大学短期留学(2007年)。早稲田大学国際教養学部卒業。The Australian National University修士号、早稲田大学国際コミュニケーション研究科修士課程修了。
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