歌って♪覚える中国語~80后の私がおススメする【歌謡曲】学習法4ステップ〜

大家好!こんにちは、中国語学習コーチのZaoです。

今回より、手軽に楽しみながらできる中国語歌謡曲を「歌って覚える」学習法を、経験者としてお伝えしていきたいと思います。

 ただ「聞くだけ」ではなく「歌えるようになる」ことが重要です。

中国語の発音の美しさに惹かれて

私が中国語を勉強したいと思ったきっかけはズバリ、「中国語の発音の美しさに惹かれた」というのが一番の理由です。中国語の歌や漢詩を聴いていただくと分かると思いますが、発音がとても美しい言語です。

特に、中国語歌謡曲は、その美しいメロディと歌詞にのって耳に入ってくる繊細な中国語に、自分もこんな風に歌えるようになりたいなぁという強い憧れを抱かせてくれます。

私自身中国に留学していた頃、中国の人気歌手のカセットテープ(時代を感じますね)を買っては、気分転換をしたい時によく聴いていました。当時、よく聴いていた曲を今聴くと、頑張って拼音(ピンイン)を振って、何度も練習していたなぁ…と、当時の様々な情景や感情と共に思い出します。

歌を覚えることで、中国語の語彙力、表現力、そして速読する力が大分培われたなと感じており、「歌で中国語を覚えた」と言っても過言ではないほど、効果があったと実感しています。是非、中国語学習者の方には、早くから中国語の歌に親しんでもらいたいと思っています。

別の記事で、個人的におススメな中国語歌謡曲10選を紹介していきたいと思っています。

初回である今回は、中国語歌謡曲を使って80后(※)の私が実際に行っていた学習法(大それたものではなく、いたってシンプルですが…)を共有できればと思います。参考にしてもらえたら嬉しいです。

※「80后」とは、1980年代に生まれた世代を指す中国語です。中国語で「后」とは、日本語の「後」を意味します。

学習法① 素材となる歌を見つけよう

 まずは、素材となる歌を探しましょう。

歌を見つけたら、拼音(ピンイン)を調べていきましょう。最初は歌詞の細かい解釈は気にせず、単語をひたすら調べて拼音(ピンイン)を振っていきます。

拼音(ピンイン)を調べて書き込む過程で、まだ語彙力が乏しい初級レベルだと、新出単語だらけで、骨の折れる作業になるかもしれませんが、1曲振り終わると相当なreading力がついていることが実感できます。
中国語は四字熟語(成語)が日常的に使用されており、歌詞の中にもよく出てきますので、覚えるのが大変な四字熟語にも自然と触れることができます。

例えば、”终于等到你”という私が好きな歌の中にも、「刻骨铭心」という四字熟語がサラッと出てきます。

刻骨铭心 kè gǔ míng xīn→ 「心にしっかり刻みつける、永久に忘れない」

語彙力を増やす手段として、映画やドラマを見たり、本を読んだり…と色々ありますが、当時の私のレベルでは、映画やドラマ視聴はかなり難しく、、それならば読書をしよう!と本を購入したはいいものの、薄めの小説ですら途中でくじけてしまい、完読した本は0冊…という状況でした。一方、歌は、最後に「歌う」という明確な目的があり、更に長い文ではないので、隙間時間に楽しみながら継続できるというメリットがあります。

学習法② 曲に合わせて、何度も聴いて歌う練習をする

 第一段階の拼音(ピンイン)振りが終わったら、実際に歌を覚えていきましょう。

 曲に合わせて何度も発音しながら、歌を聞いていきましょう。
 
 ネイティブの発声と速度に合わせて、自分も歌いながら発音することは、娯楽として楽しみながら、速い発音速度に慣れるという大きなメリットがあります。

 自身の経験から、『語学は自分が話せる速度のものしか聞き取れない』と認識しており、ネイティブと会話をしたいと思ったら、ネイティブレベルの速さで話せる練習を早くからすることがとても大切です。
 歌を覚えることは、自然と速読のトレーニングになっていると思います。

 蔡依林が歌う”说爱你”という歌が留学当時流行っており、私も歌いたくて必死に練習をしましたが、まぁ速いこと速いこと…。大分時間がかかり、歌えるようになった時は達成感を感じたものです。
 ぜひ興味があれば聴いて練習してみてください。歌詞中の「一开始 我只顾着看你~」の部分が恐ろしく速いです。

学習法③ 歌詞の意味を考察する

   少しずつ、口ずさめるようになると知りたくなるのが歌の意味です。

歌謡曲は、市販教材と違って、人間の奥深い感情表現の嵐です。

   例えば、“至少还有你”という歌があります。この題名、皆さんだったらどう解釈しますか?

至少 zhìshǎo→ 「少なくとも、せめて」という意味の副詞

歌詞を読んでいき、どのような表現が適切かを考えると、「あなたしかいらない」という表現がぴったりだと個人的に思います。(ぜひ聞いてみてくださいね!)
 このような表現、市販教材や授業ではなかなか習いません。
 
 インターネットで検索すれば、他の人が翻訳した和訳も色々出てくるとは思いますが、是非自分で、個々の単語の意味を調べつつ、どのような訳が適切なのか、その歌の世界に浸って思いを巡らせてください。

学習法④ 実際に中国人とカラオケに行って、歌いましょう!

 「歌で覚える中国語」の最終段階は、”中国人とカラオケに行って、歌う!”です。

 中国人とカラオケに行く楽しみを知ると、レパートリーを増やしたいと思い、さらに色々な歌手の曲を覚えたいと思い、上記1-3を繰り返すことになります。

 歌を知ることで、中国カルチャーにどんどん詳しくなり、好きな歌手が出ている番組、ドラマや映画を楽しむようになり、いつの間にか“勉強”という枠を飛び出して、自分のかけがえのない趣味・人生の楽しみに変わっていくこともあります。

文化も丸ごと好きになる

 語学学習の近道は、「文化も丸ごと好きになる」ことだと思っています。

 仕事で必要だから…という理由で学習している方も多いと思いますが、是非、歌から中国文化にアクセスして頂き、文化丸ごと好きになれたら、中国語マスターへの道は見えたも同然です。

 無数にある中国語歌謡曲の中から、ぜひ自分好みの歌や歌手を見つけて、楽しみながら、中国語表現を増やしていってください。

 日本の有名な歌を中国語でカバーしている歌も多く、こういったカバー曲はメロディに親しみがある分、とっかかりには最適かもしれませんね。

  • THE BOOM 「島唄」→ 梁静茹「不想睡」
  • kiroro「未来へ」→刘若英「后来」 など

 別の記事で、個人的におススメな中国語歌謡曲を紹介していきたいと思います♪

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Zao

神奈川県出身。大学時に第二外国語として中国語と出会う。大学二年の夏に北京大学、大学三年から四年にかけて北京師範大学に留学し、本場で中国語を磨く。老北京をこよなく愛する80後女性。複数の一般企業や2回の公務員生活の中で、日中通訳・翻訳業務を多数経験。HSK6級、中国語検定準1級。中国ドラマ、中国映画鑑賞が好き。

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