中国語の不動産用語を学ぼう!【基本編】30単語リスト付き

こんにちは。AYAです。

みなさん、最近中国人投資家の日本不動産の買いが増えているというような話を聞いたことがありますか?

中国人は世界中いろんな国で投資をしているので、日本に限ったことではありませんが、円安や相対的に割安であるという点からも、中国人投資家の日本の不動産への関心は高まっているようです。また、日本人の方にとっても、お仕事で中国に出張や転勤がある場合、中国でお家を借りることも出てくるかと思います。

そこで、今日は不動産関連の基本的な中国語をご紹介します。

今回は基本編とさせていただきますが、中国人投資家の方に対応する不動産業者様向けの【投資編】、これから賃貸用語などを学べる【賃貸編】と、シリーズとして投稿していきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

中国語の不動産用語【基本編30単語】

そもそも「不動産」の中国語ってご存知ですか?

辞書で調べるといくつか出てきますが、言葉の意味するものが少し異なるので整理します。

・不動産は房产(fángchǎn)といいます。
・土地を含めた不動産のことを言う場合は、房地产(fángdìchǎn)と呼びます。
・マンションの区分一部屋のことをいう場合、房子(fángzi)もしくは房屋(fángwū)と呼びます。

では、早速不動産用語をどんどん紹介していきますね。
よかったら発音しながら読み進めてください。

1.买房(mǎifáng):住宅物件を買う
2.租房(zūfáng):住宅物件を賃借する
3.房东(fángdōng):大家さん
4.房客(fángkè):入居者
5.仲介(zhòngjiè):不動産仲介※中介(zhōngjiè)とも呼ばれます。
6.房租(fángzū):家賃
7.门口(ménkǒu):入口
8.电梯(diàntī):エレベーター
9.钥匙(yàoshi):鍵
10.电闸(diànzhá):電源のブレーカー
11.走廊(zǒuláng):廊下
12.地板(dìbǎn):フローリング(板)
13.天花板(tiānhuābǎn):天井(の板)
14.牆壁(qiángbì):壁
14.衣柜(yīguì):クローゼット
15.卧室(wòshì):寝室
16.房间(fángjiān):部屋
20.客厅(kètīng)リビング
21.厨房(chúfáng):台所
22.浴室(yùshì):バスルーム
23.洗手间(xǐshǒujiān)/卫生间(wèishēngjiān):お手洗い
24.阳台(yángtái):ベランダ、バルコニー
25.公寓(gōngyù):マンション
26.别墅(biéshù):戸建て
27.新房(xīnfáng):新築住宅物件
28.二手房(èrshǒufáng):中古住宅物件
29.出售(chūshòu):売出し中
30.屋龄(wūlíng):築年数

皆さんはいくつ知っていましたか?

知らなかったものはぜひノートや単語帳にメモしておいてくださいね!

中国人とテンポよくこの単語を使って会話ができるように、何度も練習してみてください。

日本と中国の不動産比較 7つのポイント

では、最後に少しだけ日本と中国の不動産の違いについて紹介します。

レッスン受講時に講師との話題の一つにしたり、中国で生活する際にお役に立てば幸いです。

①室内でも土足かというとそうでもない

中国は海外だから、日本と違って土足なのでは?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、私も何回も中国人の友人宅にお邪魔したことがありますが、実際はほとんどの家で日本と同じように玄関で靴を脱ぎます。

ただ、日本のように土間や式台がある家はほとんど見たことがなく、ドア周りの空間に靴を置くようなイメージです。

②住居形式はマンションがほとんど

日本では都心部からちょっと郊外に行くと戸建ての住宅が多くなりますが、中国では人口の多さからか基本的にマンション(公寓gōngyù)が圧倒的に多く、皆さんが中国に暮らすことになったとしたらほとんどの場合はマンションに住むことになるでしょう。ちなみに、中国都心部にも戸建てが全くないわけではありません。

别墅(bié shù)と呼びますが、かなり家賃も物件価格も高額で、一般的にマンションの1.5~2倍ほどの家賃相場となります。中国の外国人用のマンションでは居住エリア内にテニスコートやプール、子供向けのプレイグラウンドがついているところも多いですが、别墅(bié shù)内では規模がより大きかったり、売店や子供向け施設が複数あったり、安全に自転車に乗ったり走り回れるので、别墅(bié shù)に住んでいる友人がとてもうらやましかったのを覚えています。

(当時私は中国の道路で自転車を運転したことはなく、子供が道で自転車に乗っている様子は外国人・中国人問わず見たことがありませんでした。)

③賃貸は家具付き物件がほとんど

これは有名な話かもしれませんが、中国では賃貸物件は基本的にオーナー側が家具を用意してくれるので、特別なものでない限りは自分で家具を購入する必要はありません。

中国以外でもアジア圏では割とこの方式が多いような気がします。私は家具にこだわりがないので、日本にもこういう物件が増えたらいいなと思います。

④室内バルコニー(阳台(yángtái))があり、洗濯物はここに干す

中国のマンションには、日本のマンションによくあるベランダというものがあまりありません。
室内に洗濯物を干せる室内バルコニーがついていて、そこに干すのが一般的です。

ただ、実際に中国に行ってみるとローカルの方が住むマンションの窓から物干し竿が垂直に飛び出している様子を見ることもあると思います。

どちらにしても日本とは異なります。

⑤北方では当たり前の「暖气」(nuǎnqì)

みなさん、「暖气」(nuǎnqì)をご存じでしょうか。

都市政府が町全体に提供するセントラルヒーティングシステムのことで、北方ではどの家庭にも設置されています。

ボイラーで温めた温水を管を通してビルや建物内に流し、建物内部に設置されてた暖房機が室内の空気を温めてくれます。

部屋を温めたお湯はそのまま配管を通ってボイラーに戻り、再度温められてまた送られていくのです。
エアコンではないので空気を乾燥させなくて良いですし、北方の方が南方より室内は暖かいなんて言うこともあるようです。

⑥クラクションの音は室内でも結構聞こえる

これは普段音に敏感な人はもしかしたら慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。

そもそも日本でクラクションを鳴らす人があまりいないので、初めて中国に行ってびっくりした方も多いかと思いますが、室内にいても結構聞こえるので驚きます。

私は全く平気でしたが、留学中に日本人の友人は耳栓を買ったりして工夫して慣れていっていました。
日本に帰国すると逆に日本が静かすぎるように感じたことのある方もいるのではないでしょうか。

⑦小区(xiǎoqū)の存在

小区(xiǎoqū)という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

中国各地に存在する、日本でいうところの団地にあたる、何棟かマンションが集合している区域のことです。
多くの小区は高い外壁に守られ、その外壁上には高圧電流が流れており、不法侵入者を防いでいます。
敷地の入り口には警備員が配置されており、居住者以外の人が入るには身分証の提示と入出記録表への記載、該当住戸への確認が必要です。

オートロック付き、コンシェルジュ付きの日本のセキュリティとは少し異なる厳しさですよね。
パンデミックの際は小区単位で外出の許可をされたり、食料の配達があったそうです。

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これからさらに不動産関連の記事をいくつかあげていきますので、ご興味のある方は楽しみにお待ちください!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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AYA

愛知県名古屋市出身。父親の駐在で90年代に中国に4年滞在するも、ほとんど話せるようにはならず帰国。中1で帰国後は独学で中国語学習を続ける。大学では中国語を専攻し、2008年に上海外国語大学へ1年留学。卒業後は日本で会社員をしながら学習を継続中。旧HSK10級。HSK6級。中国語検定準1級。

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