マクドナルド(麦当劳)で使える【中国語50選】商品名、モバイルオーダーまで

こんにちは、SENです!

前回はおなじみコーヒーチェーンスターバックス(星巴克)”で使える【中国語40選】を紹介しましたが、今日はファーストフード飲食店の最高峰に君臨する“マクドナルド”のあれこれを紹介していこうと思います。長期滞在中、出張帰りに空港で…などシチュエーションは様々ですが、手軽に食べることのできるマクドナルドを選ぶ方も多いのではないでしょうか。

最近ではメディアで取り上げられることも増え、日本での注目度もUPしています。

マクドナルドは中国語で“麦当劳(mài dāng láo)”といいます。こちらは英語のMcDonaldを中国語の音に当てはめた発音となりますが、その他にマクドナルドのシンボルであるGolden Arch(金色のM)を中国語に訳した“金拱门(jīn gǒng mén)”という別称も持っています。

中国にマクドナルドが初進出したのは1990年の深センですが、今やその店舗数は5903店(2023年末時点)に上ります。マクドナルドは中国全土における店舗展開について2027年までに1万店舗の出店を目指しており(一部2028年までとの報道もあり)、これは9時間に1店舗出店している計算になるそうです。スターバックスも同様ですが、アメリカのこうしたチェーン店におけるマーケティング戦略はまさに驚異的という言葉がぴったりです。

前回のスタバではオーダー方法中心でしたが、現在、中国のマクドナルド店頭タッチパネル、モバイルオーダーがかなり進化しており、店頭レジで注文する機会は少ないので、オーダー時の心配はあまりありません。今回は商品とモバイルオーダー中心にご紹介しようと思います。

【マクドナルドの中国語】商品名

ハンバーガー【定番】

ハンバーガー 汉堡 hàn bǎo
ビッグマック 巨无霸 jù wú bà
チーズバーガー 吉士汉堡 jí shì hàn bǎo
ダブルチーズバーガー 双层吉士汉堡 shuāng céng jí shì hàn bǎo
チキンクリスプ 麦香鸡 mài xiāng jī
フィレオフィッシュ 麦香鱼 mài xiāng yú

スパチキ

(スパイシーチキンバーガー)

麦辣鸡腿堡 mài là jī tuǐ bǎo
ベーコンレタスダブルバーガー 培根蔬萃双层牛堡 péigēn shūcuì shuāngcéng niúbǎo
ハッピーセット 开心乐园 kāi xīn lè yuán

このあたりは日本でもお馴染みのメニューですね。ダブルは“双层(shuāng céng)”なので、ダブル○○を頼みたい場合は食べたいバーガーの前に付け加えます。ちなみに中国の定番はビッグマックのようでメニューはビッグマックから始まります。

ハンバーガー【中国限定】

グリルチキンバーガー 板烧鸡腿堡 bǎn shāo jī tuǐ bǎo
ジャーマンソーセージダブルビーフバーガー 不素之霸双层牛堡 bù sù zhī bà shuāng céng niú bǎo
ダブルコッドフィッシュバーガー 双层深海鳕鱼堡
shuāng céng shēn hǎi xuě yú bǎo

アンガスMAXビーフのベーコンバーガー

安格斯MAX厚牛培根堡
ān gé sī MAX hòu niú péi gēn bǎo
アンガスMAXビーフのチーズバーガー 安格斯MAX厚牛芝士堡 ān gé sī MAX hòu niú zhī shì bǎo

上記は中国限定メニューになります。グリルチキンバーガーは日本でも期間限定販売されたことがありました。中国も最初は期間限定販売だったのですが、あまりの人気ぶりに定番メニューになったのだとか…

ダブルコッドフィッシュバーガーはフィレオフィッシュに近い商品ですが、日本のフィレオフィッシュはスケトウダラなのに対しこちらはマダラを使用しているそうです。コッドフィッシュバーガーに関しては英名が見つからず、筆者が英訳しました。

ジャーマンソーセージダブルビーフバーガーは野菜なしのパテ2枚、ソーセージ2本が入った肉感たっぷりのメニューです。

サイドメニュー

サイドメニューは中国限定メニューの方が多いので定番、限定あわせて一気に紹介します。ちなみにサイドメニューは“小食(xiǎo  shí)”といいます。

フライドポテト 薯条 shǔ tiáo
チキンナゲット(5個) 麦乐鸡 (5块) mài lè jī
コーンカップ 玉米杯 yù mǐ bēi
ジューシーチキン 麦辣鸡翅 mài là jī chì
ダージーパイ 那么大鸡排 nà me dà jī pái
カットリンゴ 苹果片 píng guǒ piàn
マッククリスピーチキン(骨付きもも肉) 麦麦脆汁鸡(琵琶腿) mài mài cuì zhī jī (pí pá tuǐ )
マッククリスピーチキン(むね肉) 麦麦脆汁鸡(鸡胸) mài mài cuì zhī jī (jī xiōng )

赤文字のメニューは全て中国限定商品です。ダージーパイは日本でも一時期話題になりましたね!カットリンゴがメニューに入っているのも中国らしいです。クリスピーチキンは部位は違いますが、基本的にはシャカシャカチキンのような味かなと思います。

スイーツ

スイーツは“甜品(tián pǐn)”といいます。期間限定で多少の変動はありますが、基本的には下記七種類です。

ソフトツイスト 圆筒冰淇淋 yuán tǒng bīng qí lín
チョコレートサンデー 巧克力新地 qiǎo kè lì xīn dì
ストロベリーサンデー 草莓新地 cǎo méi xīn dì
マックフルーリー オレオ 麦旋风奥利奥原味 mài xuán fēng ào lì ào yuán wèi

マックフルーリー

ストロベリーヨーグルト

麦旋风奥利奥草莓口味 mài xuán fēng ào lì ào cǎo méi kǒu wèi
タロイモパイ 香芋派 xiāng yù pài
パイナップルパイ 菠萝派 bō luó pài

ここで取り上げたいのが赤文字にした二つのパイ。すでにご存じの方もおられるかもしれませんが、中国はアップルパイではなくタロイモパイパイナップルパイの二つが定番です。これは中国におけるリンゴという果物の位置づけだったり、アップルパイがあまり中国で馴染みがないことが背景にあるのかなあと筆者は勝手に思っています。タロイモパイは紫色で、さつまいもともまた違う濃厚な味わいです。

筆者はホットアップルパイ、三角チョコパイ、月見パイ…ととにかく日本のマクドナルドのパイをこよなく愛してるので是非中国でも販売してもらいたいなあと常々思っています。笑

朝マック

朝マックは朝食を意味する“早餐(zǎo cān)”

中国は老若男女問わず朝食をかなり重視していることもあり、朝食メニューのラインナップが豊富です。

ソーセージマフィン 猪柳麦满分 zhū liǔ mài mǎn fēn
ソーセージエッグマフィン 猪柳蛋麦满分 zhū liǔ dàn mài mǎn fēn
エッグマックマフィン 吉士蛋麦满分 jí shì dàn mài mǎn fēn
マックグリドルソーセージ 火腿扒麦满分 huǒ tuǐ bā mài mǎn fēn
ハッシュポテト 脆薯饼 cuì shǔ bǐng
ハムロールサンド 火腿扒早安营养卷 huǒ tuǐ bā zǎo ān yíng yǎng juǎn

ピータンお粥

皮蛋鸡肉粥 pí dàn jī ròu zhōu
雪菜と筍の漬物入りチキンお粥 雪菜脆笋鸡肉粥 xuě cài cuì sǔn jī ròu zhōu
揚げパン 脆香油条 cuì xiāng yóu tiáo
ドイツ式ソーセージ 德式图林根香肠 dé shì tú lín gēn xiāng cháng
豆乳 优品豆浆 yōu pǐn dòu jiāng

スイーツ同様赤文字は中国限定です。お粥はマクドナルドのイメージにはないですが、日本の白粥とは違って割としっかりとした味があり美味しいです。揚げパン(脆香油条)は日本の揚げパンと違って、特にお砂糖などはついていないので、お粥につけて食べるのが一般的です。

個人的なオススメは豆乳です。中国の人は朝食に温かい豆乳を飲む習慣がありますが、皆が飲んでいるだけあって、クオリティが高め。朝食メニューからは中国の人の健康志向が伺えますね。

【マクドナルドの中国語】オーダー方法

続いてオーダー方法ですが、下記3つに分けられます。

(1)店頭レジにて口頭で注文

(2)店頭にあるタッチパネルで注文(支払いはキャッシュレスのみが普通)

(3)モバイルオーダー

最近では日本のマクドナルドでも、タッチパネル、モバイルオーダーも一般化してきました。(3)の注意点としてはモバイルオーダーはwechatプログラム(微信程序 wēi xìn chéng xù)が一般的な点です。モバイルオーダーの場合はキャッシュレス決済の導入が必要になるのでwechat pay(微信支付)も併せて準備が必要になります。

コロナ禍前はモバイルオーダーはそこまで浸透していなかったように思いますが、コロナ禍を経て、こうしたオーダー方法はどんどんと拡大しつつあるようです。

店頭レジの注文についてですが、混雑する時間帯に行くとめちゃめちゃ早口で注文を聞かれます。筆者は初めて中国でマクドナルドに行った際(振り返れば2008年と遥か昔ですが…)、“セットの一番(套餐一号 tào cān yī hào)”というのに2週間ほどかかりました。飲み物は何を聞かれているかわからずお店スタッフの判断で毎回コーラでした(笑)。それからオレンジジュース(橙汁 chéng zhī)への変更に1週間、氷無し(去冰 qù bīng)に3日というように、毎回店に行く前に単語を調べて練習してから向かったのを覚えています。トライ&エラーの日々でしたネ…。

ネットの情報によればwechatプログラムではレタス抜きなどの詳細なカスタマイズもできるそうです。これは便利!

【マクドナルドの中国語】wechatプログラム

こちらがwechatプログラム「マクドナルド」のトップページです。(2024年11月11日時点)

麦麦(mài mài)は麦当劳の愛称ですね。今はチキンクリスプとフィレオフィッシュの組み合わせのチケットを絶賛発売中です。

wechatプログラム~トップページの用語~

麦乐送 mài lè sòng マックデリバリー
到店去取 dào diàn qù qǔ 店頭受け取り
甜品站 tián pǐn zhàn スイーツ
麦咖啡 mài kā fēi マックカフェ
限时领劵 xiàn shí lǐng juàn 期間限定クーポン
亲子乐园(※1) qīn zǐ lè yuán ファミリーイベント(family fun)
麦有礼 mài yǒu lǐ マックギフト
首页 shǒu yè トップページ/ホーム
奖励计划(※2)
jiǎng lì jì huà
ポイントカード
麦麦商城 mài mài shāng chéng マックオンラインストア
我的 wǒ de マイページ

※1 亲子乐园ですが、こちらは日本に該当するものがなく、筆者が英訳しました。中国のマクドナルドは定期的に家族向けのイベントを開催しているようで、メインはその紹介と予約でした。

※2 奖励计划は直訳だとインセンティブスキームですが、内容を見るとポイントカードか抽選キャンペーンをメインに行っているようです。

黄色の用語をメインに押さえておけばいいかなと思います。

オススメメニュー

こちらは2024年11月時点のオススメ(人气热卖 rén qì rè mài)

限定商品をはじめ、気になる用語をピックアップしました。

  • 奶黄派(nǎi huáng pài):カスタードパイ
  • 脆脆薯条(cuì cuì shǔ tiáo):ギザギザポテト
  • 奶铁(nǎi tiě):最近発売された通常のラテよりもミルク濃い目のラテ
  • 买一送一(mǎi yī sòng yī):Buy one get one free/一つ買うと一つ無料。
  • 去结算 qù jié suàn:お会計

モバイルオーダーではサイドメニューは「随心配(suí xīn pèi)」になっていますね。

価格はいずれも日本とそこまで変わらないです。商品によっては日本よりお得に食べれるものもあります。このオススメからもわかるように、中国のマクドナルドは圧倒的にチキン推しです。

価格や食生活との関係ももちろんですが、なぜか全体的にケンタッキー(KFC)を意識したメニューになっています。(笑)これは中国ではケンタッキーがマクドナルドを遥かに上回る店舗数(2023年で1万店舗越え)であることに要因がありそうです。(機会があればKFCに注目してみたいと思います…!)

最後に注文方法ですが、日本のデリバリー等しく、デリバリー(麦乐送)店頭受け取り(到店去取)を選択、食べたい商品をカートに入れた後に決済で完了です!

ここまで長々と紹介してしまいましたが、これで中国のマクドナルドに行く準備万端です!ぜひ機会があれば中国のオリジナルメニューを試したり、食べ比べてみてくださいね!

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SEN

長野県出身。中華系広告会社勤務の懐かしきゆとり世代。中学生の時に姉妹都市交流で浙江省を訪れたことをきっかけに中国に興味を持つように。大学時代に一年間北京師範大学に交換留学するも、習得レベルに満足できず、帰国後大学院進学を決意。大学院では中国人留学生らと交流を持ちながら、中国の歴史社会学を研究。北京の大学に日本語講師として一年間勤務経験あり。好きな俳優は陳柏霖(チェン・ボーリン)

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