中国語【ウェブ記事読解】用の神ツール!pop-up辞書とピンイン振り(完全無料)

ツール・アプリ・教材

みなさん、こんにちは!本日は中国語読解に役立つ神ツールを紹介したいと思います。

一定のレベル(HSK4級8割から5級の間くらい)まで到達したら、自分が興味のある領域の中国語をどんどん精読トレーニングしていくことをおすすめします。

目的は次の2点です。

  1. 中国語を実践する(文章から意味を理解する=楽しむ)
  2. その過程で興味のある領域の単語力をつける

まず、中国語を学習する目的は”使う”ことにあるはずです。それは、中国語を読んだり、聞いたり、話したり、書いたりすることでです。この中で、読むこと(読解)は一番取り組みやすく、早い段階で実践を楽しむことができます。

今回は、ウェブサイトで中国語の文章を読むときに大変役立つ「add pop-up annotations(ポップアップ注釈)」ツールを紹介します。注釈とは、文章や専門用語について補足・説明・解説するための文書や語句ですが、辞書的に意味を説明してくれるのでポップアップ辞書といったほうがわかりやすいかもしれません。

【中国語】ウェブサイトの「ポップアップ中日辞書」

ウェブサイトの「ポップアップ中日辞書」でできること

上のスクリーンショットのように、好きな中国語サイトの文章で、中国語の単語にカーソルを合わせるだけで、その語の意味、説明が出てきます。

「疫情」と調べると、yi4 qing2とピンインがわかり、epidemic situationと簡潔に意味がわかります。

注意点は、説明が詳しくなく代表的な意味が1、2程度しか出ないことと、英語ベースの説明になっていることです。ただ、読解においては、文脈で大体の意味がわかればいいのでこれで十分でしょう。必要に応じて、詳しくしらべたければピンインがわかるので、辞書で調べましょう。

中国語「ポップアップ辞書」の準備は超簡単

 

以下、「add pop-up annotations(ポップアップ注釈)」の使い方を説明します。パソコンで操作することを想定しています。

下記mandarinspotのサイトから、「Annotate (Pinyin)」というボックスにカーソルを合わて、ブラウザのブックマークバーところへドラッグ・アンド・ドロップします。

mandarinspot

以上です!

な、なんと、これで準備は終わりです。5秒で完了します。

中国語「ポップアップ辞書」の使い方

ブックマークに「Annotate (Pinyin)」を置くことができたら、あとは、読みたい中国語の文章があるサイトに移動し、その中国語のサイトに移動したら、ブックマークバーから、下のスクリーンショットのように「Annotate (Pinyin)」をクリックするだけです。

あとは、冒頭に説明したように、単語にカーソルを合わせれば意味がポップアップで出てきます。

さらに、【中国語】ウェブ記事の全体にピンインを振りたい場合

このポップアップ辞書に加えて、さらにウェブ記事の全体にピンインを振る方法もあります。(全てにピンインがあると邪魔になる場合は、ポップアップ辞書だけにしておくといいでしょう)

ブックマークバーから、下のスクリーンショットのように「Annotate (Pinyin)」を右クリックし「編集」を選びます。

「編集」をするとURLの中身を編集できます。最初は「javascript:(function……」となっているはずですので、それをこちらのページのテキストをコピペし、置き換えてみてください。

これで保存したらOKです。

使い方は、ポップアップ辞書と同様です。読みたい中国語の文章があるサイトに移動し、その中国語のサイトに移動したら、ブックマークバーから「Annotate (Pinyin)」をクリックするだけです。

以下のようにウェブ記事にピンインが振られます。

おすすめはNYタイムズ中国語版

レベルに合わせて、中国語で定期的に更新があり、興味のあるトピックを扱うサイトを探していましょう。1記事に数単語くらいしかわからない程度の文章を読むと良いでしょう。それ以上ですと、スムーズに読解できないので。

最新の中国や世界の動向を中国語で読めて、かつ、比較的、中立性もあるため、NYタイムズ中国語版(纽约时报中文网国际纵览)がおすすめです。BBCニュースの中国語版もよいのですが、こちらはなぜかポップアップ辞書がうまく機能しません。(もちろん、ニュース以外でも構いません)

このツールがあれば、いちいち辞書を調べたり、また、コピペをすることすら不要になります。是非、この神ツールを使って、毎日たくさんの中国語を理解してみてください!

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冨江コーチ

東京都出身。早稲田大学国際教養学部卒業。中国ビジネス10年(日本のゲーム、アニメ等コンテンツの中国展開に従事)、中国在住5年(上海、南京)の経験を活かし、実践的な中国語学習のサポートをいたします。2016年から語学の道に転身。大学院で第二言語習得、言語、哲学の研究を行いながら、中国語と日本語を教える。趣味は、中国各地の麺類を食べ歩くこと。新HSK6級。復旦大学短期留学(2007年)。The Australian National University修士号、早稲田大学国際コミュニケーション研究科修士課程修了。

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