中国の酒飲みゲーム“789”とは?
789ゲームは私が20代で中国在住のときに、中国人と日本の老板に教わり、幾度となく嗜んだ飲み会のゲームです。
基本、男女の飲み会でやるような遊びですが、酒好きなら男同士や女性同士で楽しむこともできるでしょう(^o^)
大変盛り上がり、また、ゲームとして楽しいのですが、
このゲームは相当量のお酒を飲むリスクがあるため、1日で何セット、どのタイミングでやるか?など慣れが必要です。
“789”で準備するもの
- サイコロ2つ ※必須
- ショットグラス(なければ、瓶ビールを飲むときの小さいグラスでもOK)
- ダイスカップ(なければ灰皿や深めのお皿でもOK)
最悪、サイコロ2つあればそれ以外はなくてもどうにかなります(^o^)
グラスは小さい方が良いです。一気に飲むので、大きいと危険です。
上記はすべて、大体中国でお酒を飲む場所には置いてあります。
“789”ルール
中国の酒飲みゲーム“789”のルールを説明します。
お椀(あるいはダイスカップを使って)の中にサイコロを振って、その出目の合計値によってお酒を飲んだり誰かに飲ませたりします。
- ターゲットグラス(ショットグラス)を用意して、みんなの真ん中に置きます。
- まずジャンケンで勝った人などが、ターゲットグラス(ショットグラス)にお酒を注ぎます。量はその人が適当に決めてOK
- 次にその人が最初にサイコロを振る人を指名
- 指名された人がサイコロを2つ振ります(外に出ないように慎重にお椀の中へ投げます)
- その振ったサイコロの出目の合計値によって、やる内容が変わります
- 4〜5を繰り返す
サイコロの出目(合計)が【7】だった場合(随意加酒)
2つのサイコロの出目の合計が7だった場合、随意加酒(好きに酒をつぐ)です!
3,4か2,5か1,6です。
その人はお酒を飲む必要はありません。
好きなだけターゲットグラスにお酒を注ぎ足して、同じ人が再びサイコロを振ります
サイコロの出目(合計)が【8】だった場合(喝一半)
2つのサイコロの出目の合計が8だった場合、喝一半(半分飲む)です!
2,6か3,5か4,4です。
グラスのお酒を半分だけ飲み干して、同じ人が再びサイコロを振ります。
サイコロの出目(合計)が【9】だった場合(全部喝掉)
2つのサイコロの出目の合計が9だった場合、全部喝掉(全部飲み干す)です!
3,6か4,5です。
グラスのお酒を全部飲み干して、同じ人が再びサイコロを振ります。
サイコロの出目が1のゾロ目だった場合(指定在座的任何一位玩家喝完)
誰か好きな人を指名して飲ませることができます。飲み干した人が再びグラスにお酒を入れてサイコロを振ります。
サイコロの出目がゾロ目だった場合(顺序倒转)
ゾロ目(1のゾロ目は上記の通り)が出た場合、サイコロを振る順番が逆回りになります。リバースです。ゾロ目を出した人は、もうサイコロを振らなくてOKです。
サイコロの出目が上記以外だった場合
何もせず次の人がサイコロを振ります。
例えば、1と3で4、 2と5で7、 5と6で11など。
番外ルール:ミスショット
もしサイコロをお椀に振って、サイコロがお椀から飛び出てしまったら最悪です(笑)
これも「9」と同様に飲み干し(喝掉)となります。
※これはおそらく私が南京上海エリアで学んだローカルールです
お酒はほどほどに
このゲームは、日本では(一般的には)梅酒など比較的ライトなものでやることが多いようです。
ただ、本場中国ではウィスキーか白酒が定番です。
その意味で、ターゲットグラスは必ず小さくする必要があります。
きついですが、この飲みがきついから、このゲームのスリルが味わえます。
ただ、やり過ぎは危険です!
カラオケなど歌の場でやることが多いこのゲーム。2,3回「9」が出たら歌に戻る、などルールを決めないと、潰れる人が出るまで止まらない大変危険なゲームとなります。
くれぐれも羽目の外し過ぎにはご注意ください。