【中国語】修飾は前から【連用修飾(状語)】?後ろから【補語】?でどう違う?
みなさん、こんにちは!
中国語作文のとき、動詞などの述語を修飾して説明したい場合どのように考えるでしょうか?
例えば、「仕事をする」という動詞に対して「楽しく」ということを付け加えるとき、
- 「开心地工作」と連用修飾(状語)で表現するのか?
- 「工作得很开心」と補語で表現するのか?
その違いがわかりますか?
以下、連用修飾(状語)と補語で意味が変わるか見ていきます。
※補語や連用修飾(状語)を文成分と言いますが、これらの用語がわからない人は以下の記事を参照してみてください。
関連記事:【中国語】文成分と品詞とは何か?学習にどう役立つかを解説
【補語①】既に実現していることか恒常的に起こること
走得很快。(歩くのが早い)
このように補語(状態補語)で使う場合、既に実現していることか恒常的に起こることについて述べるときに使います。
【連用修飾①】未来の命令や要求
快走!(早く歩きなさい!)
連用修飾(状語)の場合、これから行われることについて表現する場合で、命令や要求などを表します。
【補語②】結果を描写
她今天来晚了。(彼女は今日遅刻した)
これは結果補語で、結果として遅くなったことを表します。それゆえ、「遅刻した」という訳になっています。
【連用修飾②】動作の形容
她晚来几天了。(彼女は数日遅れて来た)
このように連用修飾として使う場合は、動作が遅れて行われたことが表現されています。なので、「来た」ことがメインで、「遅れて」という連用修飾部分はその動作の形容という位置づけになります。
【補語③】状態を描写
他们工作得很开心。→彼らは働くのがとても楽しかった→楽しく働いてた
こちらは状態補語であり、表現の主軸は“很开心”という状態の描写にあります。
【連用修飾③】動作の形容
他们开心地工作着。→彼らは楽しく働いている
こちらの文の主軸は述語動詞である“工作着”であり、あくまで連用修飾(楽しく)はその形容です。
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以上、連用修飾と補語による表現の違いについて説明しました。
自分で作文するときは、どこに力点を置いて表現したいのかを考えて使い分けをしてみてください!
HARU
兵庫県出身。同志社大学卒業。卒業後、食品メーカーで商品開発や中国事業に携わる。多くのプロジェクトで通訳・翻訳として貢献。自身の躓いた語学経験を多くの学習者に還元したいという想いでPaoChaiで中国語学習コーチとなる。新HSK6級。通訳案内士。好きな言葉は「為せば成る為さねば成らぬ何事も」。趣味は自転車で街を探索すること。温泉めぐり。ランニング。
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