【初心者OK】独学で中国語を勉強するおすすめの方法|コツと学び方を覚えてマスター
「中国語を学びたいけど費用がもったいない」
「できるだけ安く済ませるために独学でチャレンジしたい」
とお考えではないでしょうか?
中国語を覚えるのは、独学でも十分に可能です。
ただし、独学で得た中国語が本当に相手へ伝わり、正しいものであるのかなどの難関点を上手に対処する必要があります。
この記事では、中国語を独学で学ぶ方法を以下の流れで詳しくご紹介します。
- 本当に独学で学べるのか
- 独学で学ぶメリットとデメリット
- 他の勉強方法との比較
- 学びたい具体的な内容と持っておくと便利な用品
- 独学で目指すべきレベルと効率良く学ぶコツ
まずは、誰もが気になる「本当に中国語は独学で学べるのか」について見ていきましょう。
目次
中国語は独学で十分に習得できる
「中国語を学ぶなら、教室に通ったり、先生に習わないと無理なんだろう…」
そんな風に思われていませんか?
実は、独学でも中国語はある程度のレベルまでは習得できます。
ですが、すぐにマスターして使いたいという人なら、あなたに合った学習方法を選びましょう。
なぜなら、あなた自身に合った勉強法かどうかが大きく影響してくるためです。
例えば、学校の授業だけでテストの点数が取れる人もいれば、塾に通って復習することで結果を出す人など。
人によって適切な方法はさまざまです。
なので、中国語の独学は、あなたに合った勉強方法で学習を進めていくことこそが、効果的に中国語を習得するポイントになります。
まずは、あなたの将来の姿をイメージする参考にもなるので、メリットを見ていきましょう。
独学で中国語を学ぶメリットは大きく分けて3つ
独学で中国語を学ぶと、以下のような3つのメリットがあります。
- 学習スケジュールを自由に設定できる
- 自分のペースに合わせた学習が可能
- 費用があまりかからない
1つずつ確認していきましょう。
学習スケジュールを自由に設定できる
1つ目のメリットが、独学なら時間に縛りがなくいつでも好きな時に学べることです。
例えば、中国語の言語学校やレッスンに通う場合、その用意されているカリキュラムにある程度自分の時間を合わせなければいけません。
創意工夫がおこなわれ、用意されている時間枠が広い学校であれば便利ですが、希望枠の予約が取れないということも意外にあります。
そうすると、学べない期間が増えてしまい思ったように中国語を学べず、いつの間にか必要としなくなったということが起きるのです。
さらには、忙しい社会人の方などが、カリキュラムの時間に合わせて自分の時間を計画するのは難しいですよね。
その点で独学であれば、早朝や深夜・空いた時間などを中国語の勉強に充てることができ、スケジュールを自由に設定できるので忙しい人でも継続しやすくなります。
急かされるのが苦手な人や、マイペースで進めたい人にとっては大きな魅力です。
自分のペースに合わせた学習が可能
2つ目が、自分のペースに合わせて臨機応変に独学できることです。
どうしても、ライフスタイルに合わせた柔軟なスケジュールで学べる環境が整わないということがあります。
そうすると、社会人や主婦の方など、中国語の学習以外にもするべきことがたくさんある方にとって、コンスタントに学習を続けるのが難しくなるでしょう。
他にも、
- 予約が不安定な予定で安心して取れない
- 定められたカリキュラムをこなせる時間はない
- 自分の好きなときに勉強したい
ということが背景にあって、独学を選ぶ人もいます。
さらには、職場が繁忙期になったり、その逆に集中して学習時間の取れる時期が一時期ある、ということもありますよね。
中国語を独学で学ぶなら、忙しい時期でも短い隙間時間を見つけて学習したり、急に時間ができた時にはすぐに学習を始めたりできます。
つまり、思い立った時にすぐ学習ができわけです。
勉強に使える時間がまとめて確保できない人や、予定が不安定な人でも独学で十分に中国語を学べる環境が作れるでしょう。
費用があまりかからない
3つ目は、中国語を独学で学ぶなら費用があまりかからないという点です。
なぜ、あまりという言葉を使うかですが、ノートや参考資料を用意するために少額でもお金が必要となるためです。
例えば、中国語学校やレッスン・コーチングに通うなら、1回につき2,000~10,000円ほどの費用がかかります。
その反面、中国語学習サイトや無料のアプリを使って独学で学べばかなり費用は抑えられます。
独学なら、方法次第でほとんどお金をかけることなく学べるわけです。
ちなみに、自分に合った1冊をじっくり学習すれば教室でレッスンに通うのと同じ内容を網羅できますから、費用面ではかなり安いと言えるでしょう。
こうしたメリットが中国語の独学にはありますが、どうしても気になるのがそのデメリットです。
あなたに本当に合った方法なのかを判断するためにも、デメリットも見ておきましょう。
失敗から学ぶ!独学で中国語を学ぶデメリット
独学で中国語を学ぶときに、どうしても直面してしまうデメリットは以下の3つがあります。
- 継続するのが難しい
- 成長がわかりにくい
- 間違いに気づきにくい
対策と一緒に、見ていきましょう。
継続するのが難しい
1つ目は、中国語の独学は継続するのが意外に難しいということです。
なぜなら、自己管理をきちんとしなければ、今日は面倒だからリフレッシュ日にしようと誘惑に負けてしまうためです。
例えば、中国語教室に通っているなら、お金を支払ったうえにレッスンの日も決まっているので、少し面倒でも行こうという原動力になります。
また、先生や他の生徒さんたちと一緒に学習するのが楽しいと感じれば、自然に足を運ぶことができるでしょう。
しかし、中国語を独学で学ぶということは「あなた自身との戦い」となります。
いつでも学べるという余裕や、ゲームやアプリ・動画鑑賞などの誘惑によって負けてしまえば継続できなくなるはずです。
独学でスケジュールが厳しくない反面、中国語を学ぶ姿勢を自身できちんと管理しなければならない点はデメリットとなります。
成長がわかりにくい
2つ目に、どれだけ独学で中国語を学んでも、成長がわかりにくいという点です。
テストの結果や、数値化された理解度や能力値で見るならすぐに実感できるでしょう。
しかし、良くも悪くも比較の相手はおらず、テストで推し量る機会も少ないのでどうしても実感に欠けるわけです。
もっと具体的な例を出せば、中国語教室のレッスンではレベル進級制度があったり、教室の独自のテストが実施されて「目に見える状態」となります。
また、先生の質問に答えることで自分の理解度を適切に確認できたり、会話の機会によって現状の実力を計る機会にも。
独学で中国語を学ぶなら、テキストを読み進めていって理解したとしても、誰かに答え合わせをしてもらうことはできません。
つまり、実際に会話で使うことができるレベルになっているのか、またきちんと記憶しているのかどうかはっきり見えないのです。
成長がわかりにくいと、目標も見失いやすくやる気を失う原因にもなりかねないことは、大きなデメリットと感じるケースもあるでしょう。
間違いに気づきにくい
3つ目は、独学で中国語を学び続けてきた結果、間違えたまま覚えても気づきにくいことです。
例えば、中国語学習で大きなポイントとなる発音では、1人で練習しても答えはどこにもありません。
機会音声や、発音のサンプルがあったとしても、本当に中国語を話せる誰かに聞いてもらうとニュアンスや抑揚の違いに驚くこともあるでしょう。
会話を通して発音を聞いてもらい、修正していくのが一番の近道ですが、独学では本格的に学べる環境が整えにくいです。
自分なりの解釈で学習を進めていってかなりの単語数を間違えた発音で覚え、記憶に定着してしまった後に間違いに気づいた、となると後からの修正が難しいことも。
間違いに気づけるきっかけを与えてくれるのは、意外にも他人や交流した人です。
中国語の独学には、こうした隠れたデメリットがあることも覚えておきましょう。
では、自分に合わないと感じた人はどうしたら良いのでしょうか。
次は、独学と別の勉強方法を比較して、あなたに合うものを見つけるきっかけにしてみてください。
独学以外の代表的な中国語の勉強方法を比較
独学に限らず、中国語を学習するなら色々な選択肢があります。
それぞれの勉強法に向いている人・向いていない人、費用面での違いなどがあります。
そこで、代表的な勉強法を表で比較してみました。
中国語独学完全マップ | コーチング(※) | オンライン教室 | 独学(友人) | |
---|---|---|---|---|
メリット | 段階的に学習できる マイペースでOK |
漏れなく最短距離で習得できる サポートが手厚い 質問し放題 |
低価格 対人で学べる |
ネイティブな発音が学べる 自然な言葉を聞ける |
デメリット | 会話練習の機会が乏しい | 費用がかかる | 時間外の自己管理が必要 授業について行く必要がある |
正確に話せなくなることがある 時間がかかる |
費用 | なし (テキストは別途用意) |
198,000円 | 約300〜1,000円/1回 | なし |
おすすめな人 | 独学だけで習得したい人 | 短期間で話せる中国語を習得したい人 | 時間をかけて段階的に学びたい人 | 社交的で自ら発信できる人 |
※PaoChaiの場合とし、他社はこの限りではありません。
つまり、勉強法は以下の4つから選べるわけです。
- 中国語独学完全マップを使う
- 中国語のコーチングを受ける
- 中国語オンライン教室を受ける
- 独学のために中国語の話せる友達を作る
ここから、それぞれの詳しい内容を1つずつ解説していきます。
中国語独学完全マップを使う
独学で中国語を学習するときに使えるおすすめのWeb教材が「中国語独学完全マップ」です。
中国語独学完全マップは、320のタスクが用意されており、1つずつクリアしていくことで段階的に中国語学習を行うことができます。
リリース1周年で強化アップデートされ、独学で最低限学習に必要な項目を漏れなく、そして確実にこなしていくのにとても有用なツールです。
レベルとしては、中国語の初心者状態から、HSKテスト最高級6級(※)までのレベルまでこのツールで学習を進めていくことができます。
ただし、中国語独学完全マップは学習計画なので、この通り学習を行なっていくには別途自身で教材を用意する必要があります。
ですが、ツール自体は無料なので教材以外の費用はかけずに完全独学で中国語の習得が可能です。
デメリットとしては、完全の独学なので会話練習の機会が乏しいという点です。
細かい発音の違いや抑揚など、話してみなければわからないことも多くあります。
こうしたリアルな体験は、自身で工夫して実践の環境を作り出していく必要があるでしょう。
※中国政府公認の公的証明として活用できる「HSK」がおこなう検定
中国語のコーチングを受ける
コーチングとは、独学とも中国語教室とも違う新しい学習サポートサービスです。
レッスンだけではなく、自習のカリキュラムも組むことができ、明確な目標と計画のサポートがありながら学習を進めていくことができます。
例えば、日本人のコーチがビデオ通話で進捗状況のサポートし、中国人の講師が会話練習を行う、という徹底サポートのスタイルなどです。
レッスン以外の時間でも毎日質問ができたり、評価フィードバックを受けることができるため、漠然とした独学学習を進めてしまうことを避けることもできます。
独学と中国語レッスンのメリットを組み合わせたようなコーチングは、短期間でより効果的な学習をしたいという方におすすめの方法です。
ただし、完全サポート体制の学習法のため、独学や他のオンライン教室に比べて多少費用はかかります。
しかし、質問しやすく柔軟にスケジュールを組んでもらえることを考えると、費用対効果が高くコスパは抜群です。
ですが、短期間で集中して習得したいという方にはコーチングがおすすめです。
中国語オンライン教室を受ける
中国語のオンライン教室に通い、その場またはオンラインで学ぶ方法です。
昨今の需要の変化や感染症拡大防止・オンライン学習の普及により、自宅でレッスンが受けられることもあります。
オンライン教室はレッスン回数により料金が設定されていることが多く、実際に通う教室よりも費用が安めに設定されています。
また、レッスン時間の幅が広く、早朝や深夜にレッスンを行いたいというニーズに応えている教室もあるため非常に幅広いです。
ただし、オンライン教室が行ってくれる主なサポートは予約時間内のレッスンとなるので、より効果的な学習のためには、時間外の予習復習を自身で行う必要もあるでしょう。
ちなみに、中国語オンライン教室によって、特色や特徴が大きく違います。
選ぶときには、通いやすさや目的に合っているかは確認しておくことが大切です。
独学のために中国語の話せる友達を作る
独学で自然な中国語を身につけるために、中国語を話せる友達を作るという方法があります。
例えば、ネイティブの発音をそのまま真似して学習していく方法なら、赤ちゃんが母国語を学ぶ過程に似ています。
会話を楽しむうちに、ネイティブの正確な発音や、日常的に使う自然なセンテンスを短期間で習得することができるでしょう。
独学で学ぶためにも、友達を作る・中国語を話せる人とのコミュニケーションの場は大切です。
その一方で、友達は先生ではないため、正確な文法を教えてくれたり、その都度修正してくれるわけではありません。
また、身振り手振りによって間違っていても通じるので、そのまま楽しく会話を弾ませることを優先するのが外国人の友達とのコミュニケーションでありがちなパターンです。
その他にも、順序良く学習するわけではないので、正解がわからないまま何となくの中国語を話し続けるという状況になりやすいでしょう。
独学を用いて友達を作る学習方法は、独学で必要となる会話を身につけるためにも重要視しなくてはなりません。
しかし、中国語が話せる友達を見つけるというハードルが高くて困るケースが出てきてしまうので注意してください。
中国語を独学よりも効率よく学ぶならPaoChai
独学で中国語を学ぶというのは、コスパが良く非常に選びやすいです。
しかし、先ほど挙げたデメリットにあるように会話やコミュニケーション、成長率がわからずに苦労してしまうケースは少なくありません。
もし、少しでも不安があるなら中国語教室のレッスンよりも短期間で成長を実感できるPaoChaiを体験してみませんか?
<PaoChaiの特徴>
- 会話・コミュニケーションができるレベルまで到達できる
- 単なる学習塾ではなくコーチングで学び方を体得できる
- 継続と達成度が測定できる独自の仕組み
忙しいビジネスマンから、短期間で効果を出したい学生さんのために最適化された学習プランであなたの学びたい気持ちをサポート。
中国政府公認の中国語資格【HSK】対応し、専属コーチが定期的なビデオ通話と毎日のチャットコミュニケーションで的確なフィードバックをおこないます。
まずは、無理なセールスは一切ない安心の無料カウンセリングからお声がけをお待ちしております!
中国語を独学でマスター!学びたいこと4つ
ここからは、あなたが独学で中国語をマスターするために知っておきたい知識をご紹介します。
まず、中国語を独学でマスターするなら、ぜひ押さえておきたいポイントが4つあります。
- 文字の読み方(ピンイン)
- 基本の単語
- 基本の文法
- リスニング
自身で学習カリキュラムを組むなら、ぜひ漏らさず学習するようにしてくださいね。
文字の読み方(ピンイン)
中国語の学習をスタートさせるなら、まずマスターしたいのは文字の読み方です。
中国語の文字の読み方は、アルファベットで表記される「ピンイン」と4つの声調の組み合わせで決まります。
日本人なら知っている通り、漢字の数は気が遠くなるほど多くありますよね。
ですが、中国語なら日常的に使う文字の数が限られています。
そのため、よく登場する漢字の読み方さえマスターするのが第一条件。
なれてきてから、日本語と異なる漢字の読み方を学んで初めて単語量を増やしていくことができます。
ピンインは、文字を読むという力をつけるために必要不可欠な要素のため、独学で学ぶ人には大切なポイントです。
基本の単語
次に押さえておきたいのが、独学で学ぶ範囲を明確に決める単語量です。
中国語能力試験HSKを基本として考えたとき、初心者がまず目指したい1級では150程度の単語数が必要であるといわれています。
どのくらいを目指すのか考えたときは、能力検定の単語数を目安にしてみましょう。
極端なことを言えば頻出単語さえ完璧にマスターしていれば、単語を並べるだけでも会話はできてしまいます。(個人差があります)
暗記の要領で構わないので、まずは基本の単語を覚えると良いでしょう。
基本の文法
3つ目は、言語学習で欠かせない文法の学習です。
中国語の文法は、英語やフランス語などの言語と比べて身近にある漢字を見て覚えられるのでわかりやすいです。
そして、日本語のような細かい接続詞が少なく、正しい順序で単語を並べていけば文章が成り立ちます。
例えば、初級レベルは文法の入門書があれば1冊読み終え、覚えるだけである程度は理解できるようになります。
覚える単語も少なく、文法のイメージを掴むためにも大切な勉強なので1冊程度は入門書を用意してみると良いでしょう。
リスニング
4つ目が、独学で中国語を覚えるときに難点・弱点になりがちなリスニングです。
なぜなら、リスニングを繰り返して覚えた発音でも、実際の会話で使うと伝わらないことが意外にあるためです。
ですが、独学であっても、実際の発音をたくさん聞く環境を作り出すことは大切です。
押さえておきたいリスニングのポイントは、基本の発音、基本の単語、そして垂れ流しリスニングです。
発音は特に聞いて覚えることが重要ですから、ピンインや声調の練習用の音声教材を活用して、聞いた音を口に出しながら練習すると良いでしょう。
また単語を覚える時も、文字で見るだけでなく音を確認しながら覚えるのがおすすめです。
さらに、まだ理解できるレベルではない中国語の会話音声やドラマや映画などでも、ただ流しているだけでも耳が音に慣れるので、垂れ流しリスニングもとても効果的です。
独学では学びにくい部分ですが、工夫することで十分に実用レベルまではたどり着けるでしょう。
次は、ここまでお話したポイントを押さえ、独学で学ぶときに用意しておきたい用品を紹介します。
中国語の独学で準備!おすすめ用品3選
これから中国語を始めよう、という方は学習道具を準備し始めるとよりやる気が高まってきますよね。
独学で中国語を学ぼうとすると、何から始めたら良いのか不安になる人も用品を準備すると目安を設定しやすいです。
まったくの初心者であるという条件で、中国語を独学するなら準備しておくと便利な用品3つをご紹介します。
- テキスト
- リスニング教材
- スケジュール表
それぞれ確認してみてください。
テキスト
独学に欠かせないともいえる、用意しておきたい用品が自分に合ったテキストです。
学校で授業の内容を復習するとき、これから学ぶ内容を予習するときにもテキストが役立つことはなかったでしょうか。
もしくは、何か答えを出すときにテキストに似た問題があったなど。
テキストを用意すると、まずはテキストに合わせてスタートしてみようと思い立つこともできます。
もし、テキスト選びに迷ったなら、自分の現状のレベルや強化点を考えてみましょう。
「中国語独学完全マップ」では段階的な学習で学ぶべきことがまとめられているので、今学習すべきカリキュラムの確認をすることができます。
この内容を参考に市販のテキストを準備してみてください。
リスニング教材
独学で中国語を学ぶにあたって、音声教材も欠かせない重要なアイテムです。
ネックとなりやすい発音から、日常会話に使えるフレーズの習得など意外に役立ちます。
もし、あなたが会話できるレベルまで独学を進めたいなら、集中学習用と楽しんで聞くための以下の4種類のものを用意するのがおすすめです。
- 発音教材
- 単語教材
- センテンスの読み上げ教材
- リスニング試験対策
自身のレベルに合わせて選択し、決まった時間に集中して聞くのが効果的です。
もう1種類おすすめなのは、音楽や映画、ドラマ、テレビ番組やYouTubeなど、自身の言語レベルに関係なく楽しんで聞くことができる音声教材です。
全然聞き取れなくても大丈夫なので、映像でなんとなく内容を予想したり、知っている単語を拾うだけでも十分です。
「独学だからやらなくちゃ」
として身構えずに、空き時間に気楽に聞くことをおすすめします。
スケジュール表
意外に見落としがちなのが、スケジュール表を用意することです。
「スケジュール表って役立つの?」と思った人もいるかもしれませんが、独学にとって大切なのは自己管理です。
独学は自由な時間に勉強できるとはいえ、計画がないとあっという間に他の用事に流されてしまい長続きしないものです。
どうしてもスケジュールが管理できないなら、18~19時まで勉強するというようなざっくりとしたものでも構いません。
学習を始める前に、スケジュールを立てて常に進捗状態が見てわかるようにしておくことで継続する力がつきます。
達成できたときには、自分を褒めるためにもご褒美を用意しておくという作戦も意外に楽しめますよ。
目安|独学でどのくらいのレベルを目指せるのか
独学で中国語を学ぶ場合、どのくらいのレベルまで到達することができるのでしょうか。
あまりプレッシャーなくゆったりと学習した場合と短期集中型の場合に分けて、学習の目安を解説します。
あなたに合ったペースはどちらなのか、少しここで考えてみましょう。
ゆったりペースの場合|旅行会話レベルまで
あまり学習に多くの時間は取れない、もしくはプレッシャーなく長期的に少しずつ学んでいきたいというタイプの方は「ゆったりペース」に当てはまると思います。
週に数時間だけ取り組んだり、ときには休んだり、といったペースで学習していく場合でも継続していけば旅行会話レベルの中国語は身につけられるでしょう。
役立つ文章を中心に単語を増やしていけば、旅行や学校での課題に使える中国語を習得できます。
ただし、このペースの場合は使う機会がなければ忘れてしまうのも速いので、ゆったりペースを継続しつつ本気でレベルアップしたい期間だけ短期集中型に切り替えるなどの学習法が良いでしょう。
時間がかかっても良い人なら、継続して学べるゆったりペースは意外に負担がなくおすすめです。
短期集中型の場合|HSK受験レベルまで
HSK受験など明確な目標がある人は、短期集中型がおすすめです。
HSK公式によると、日本の大学の第二言語として中国語を学ぶ際の期間を参考に、1〜2級は学習期間1年、3〜4級は2年ほどでの受験を目安とされています。
ただし、HSKに特化した形で集中して学習を行なった場合、この期間をもっと短縮することは可能です。
わずか数ヶ月の学習で、中級の4級取得まで達成した例もあります。
ポイントは無駄のない効率的な学習。
短期集中型の場合は、学習カリキュラムの組み方が大きなポイントになると言えるでしょう。
独学で挫折せずに効率よく学ぶコツ
独学を成功させるためには、挫折しやすいポイントの対策を事前に押さえておく必要があります。
そこで、よくありがちな独学の挫折ポイントに特化した3つの対策をご紹介します。
- 正確な発音を習得しづらい
- 長続きできない
- 間違っていることに気づかない
これからを考えたとき、不安になることも含まれているので一緒に見ていきましょう。
正確な発音を習得しづらい
独学で学ぶ時、人と会話して実践する機会が少ないため、正しい発音を身に着けづらいという難点があります。
このポイントの対策としては、基礎を大事にしっかり学習することがポイントです。
発音のポイントは正確な音を聞くこと、口の動きや形を理解すること。
注意してくれる人が身近にいれば一番いいのですが、そうでない場合には発音に特化した教材を使いましょう。
初めの発音練習は面倒くさくて、早く次の段階に移行したいと思いがちですが、ここを飛ばすと後の修正が難しくなります。
例えばピンインの発音の仕方を1文字ずつ丁寧に、音声教材と一緒に確認していきましょう。
また、口の形を図解や動画などで解説してくれている教材などはとても効果的です。
長続きできない
中国語に限らず、独学で挫折しがちなポイントは長続きしないという点もあります。
長続きしない理由は主に、程良いプレッシャーもしくは目標がないということが意外に多いです。
こうした失敗をおこさないためにも、自身でそのような環境を作ることで対策できます。
例えばHSKを受験する、何ヶ月後に中国へ旅行に行くなど明確な目標を立てるとそれに向けての学習計画が明確になります。
また目標を立てたなら、それを宣言するのも良い方法です。
自身に程よいプレッシャーを与えると、学習が中弛みしない助けにしましょう。
間違っていることに気づかない
独学の3つ目の挫折ポイントは、間違いに気づかないまま学習を続けてしまうという点です。
どんどん学習を進めていったのに、いざ中国語を使う場面になったときに全く通じないことに気付いたり、試験問題を解いてみたら全くわからない、という状態に直面して挫けてしまうのです。
この対策としては、時々自分のレベルを見極める工程を作ることです。
もし中国語学習の目標が会話できるようになることであれば、時折ネイティブの人と交流する機会を作りましょう。
文法が伝わるか知りたければSNSでの交流もできますし、発音を試したければ通話できる相手を探すこともできます。
通じない、という体験はがっかりもしますが、改善点を見つける助けにもなります。
人と会話をすると自分の苦手な特定の発音や言い回しを見つけることができるものです。
また、HSKの過去問題集を解いてみるのも1つの方法です。
単語の語彙が少ないことや、文法の正誤で理解できていない点があることに気づくことができます。
自分の改善点を見つける機会を時折持つのはレベルアップの助けになります。
まとめ|独学で中国語を学ぶなら継続が1番
独学で中国語を学ぶ際のメリットデメリット、挫折しやすいポイントの対策などをご紹介しました。
どんな学習法を選択するにしても、良い計画と継続はとても重要です。
効果的な方法がわかったら、次はできることから始めて学習成果を積み上げていけるといいですね。
この記事でご紹介したいくつかのポイントが参考になれば幸いです。
HARU
兵庫県出身。同志社大学卒業。卒業後、食品メーカーで商品開発や中国事業に携わる。多くのプロジェクトで通訳・翻訳として貢献。自身の躓いた語学経験を多くの学習者に還元したいという想いでPaoChaiで中国語学習コーチとなる。新HSK6級。通訳案内士。好きな言葉は「為せば成る為さねば成らぬ何事も」。趣味は自転車で街を探索すること。温泉めぐり。ランニング。
HARUさんの他の記事を見る関連記事
-
中国語リスニングアプリ12選!無料で使えて機能的なおすすめアプリも紹介!
-
中国語のリスニングにおすすめの勉強方法は?上達のコツや教材・アプリをご紹介
-
【中国語】単語帳は使うな!?戦略的なボキャビル方法3つのポイント
-
格安オンライン中国語会話【CCレッスン・ネットチャイナ・ネトチャイ】の最高の使い方3選!結局どれが良いのかお伝えします
-
【中国語】“这”はzhei? zhe?“那”はna?nei?“哪”はna?nei?発音の使い分けを解説
-
初心者向け中国語オンライン講座8選!学習効率を高める方法も確認しよう
-
中国語を学ぶおすすめの勉強法4選|効率的な学習法で短期習得を目指す!
-
日本語字幕無しで【Youtube中国ドラマ】「追着彩虹的我们」を見るには?
-
中国語の【基本】を理解する12文型(基本6+5W1H)
-
AI時代の中国語学習(教育)の未来:教養・エンタメとしての学びと中国語教師の役割