【中国語】独り言トレーニングのすすめ!具体例2選

勉強法・学習メソッド

みなさま、こんにちは!

本日は、無料で簡単、一人でできる中国語学習独り言トレーニングの紹介をしたいと思います。

目次

【中国語】独り言トレーニングとは?

トレーニングのやり方

独り言トレーニングは、その名の通り、ただ中国語で独り言を言うだけです。

そのとき目の前に見えているものを描写したり、自分が考えていることを中国語にして声を出して話してみるだけです。

独り言で何を話すか?大きく3つのテーマがありますが、この記事ではそのうちの1つ「眼の前の状況描写」を例にして説明マス。

参考:PaoChai中国語トレーニング一覧

尚、中国語でブツブツ言っていると怪しまれるので、できるだけ人気のないところでやってみてください(笑)

トレーニングの位置づけ

PaoChaiオンライン中国語コーチングでは、会話習得を目的とした中国語学習の見取り図を提供しています。まず、Lv.01で発音の基礎(410音節表、声調20パターン)を徹底的に固めます。その後、Lv.02〜Lv.05で文法の基礎を固めます(※ここでは文レベルの発音にも取り組みます)。

その後、Lv.06〜最後のLv.20までは耳トレ、口トレ、脳トレの組み合わせである「音読ジョグ」トレーニングという意味を理解した中国語を沢山発話していく形式で、シンプルに成長実感を得ながら学習を進めます。

Lv.10(できればLv.15)に到達したら、徐々に「会話トレーニング」や「読書」「ドラマ鑑賞」など実践能力トレーニングをして、コア能力をより瞬発的な実践能力に変えていきます。実践能力がコア能力と異なるのは、目の前の状況に合わせて、その場で初めて聞くことを理解し、その場に合った内容の発話を瞬発的に行う点です。

独り言トレーニングは、この中で実践能力トレーニングに当てはまります。コア能力で身につけた語彙・表現を、実際の状況の場で瞬発的に使います。

【中国語】独り言トレーニングのメリ・デメ

メリット①:いつでもどこでもできる実践能力トレーニング

実践能力トレーニングは会話トレーニングで、相手が必要ですが、独り言トレーニングは一人でいつでもできます。

メリット②:自分のことなので身につきやすい

何かを話すとき、知らない内容を調べながら語ってもその表現は定着しづらいです。内容を熟知している自分の身の回りのことを言葉にすることで、実践的に使う能力が高まります。

デメリット①:間違いを直せない

間違った表現をした場合に、自分で気づかず直せません。(なので、できるだけ知っている語彙や表現を中心に、文脈の中で応用することを心がけます)

また、できることならネイティブにチェックしてもらうとさらに良いでしょう。

デメリット②:ネタ切れになりやすい

数ヶ月くらいやっていると、だいたいパターンが決まってきます。ただ、状況や時間が異なれば話す内容も全く同じということはないので、細かく表現してみましょう。

【中国語で独り言】例1:家で目の前を描写

それでは、独り言トレーニングの例を紹介します。

上の写真を見てください。こちら、私が家の中で主観的に見えているものだとしましょう。(※想定です。実在しません。)

言いたいけど、言えないことがあれば、辞書やネットで調べて自由作文をしてみましょう。その際、不自然な表現になっている可能性もあるのでネイティブに確認してもらうことをおすすめします。

では、以下、独り言スタートです!

みなさん、日本語だけ見て、すぐに中国語で言えるか考えてみてください。

①今、自分の視界に入っているものを描写していきます。

现在,我来描述一下我视野范围内的场景。

→こちら、後ほどネイティブに確認したところ少し固い表現なので、「现在,我来形容一下我现在能看到的场景。」などのほうがいいと言われました。

②自分は今、ソファに座っています。

我现在在沙发上躺着。(我现在躺在沙发上。)

③目の前に「テレビで野球中継をやっているの」が見えます。

我的前面,能看到电视上正在播放棒球比赛的直播

④その後ろの壁に、「睡眠の質」と書いてある紙が貼ってあります。

它后方的墙壁上,贴着写有【睡眠的质量】的纸。

⑤壁には、中国の地図と小さなアナログの時計が掛かっています。

墙壁上,挂着中国地图和小小的机械表。

⑥テレビの前に、ストレッチ用のポールが転がっています。

电视前面放着健身用的泡沫轴。

⑦左に小さなテーブルの一部が見えていて、その上にアイスコーヒーが入っているグラスがあります。

左边能看到小的茶几,上面有装着冰咖啡的玻璃杯子。

⑧右側に少し見えているのは、ゴミ箱です。

右边可以看到一点点,那个东西是垃圾箱。

⑨奥には、机とパソコンが見えます。

房间深处有桌子和电脑。

【中国語で独り言】例2:歩きながら目の前を描写

次は、自宅からスタバに向かって歩いているときの描写です。

①今、私はスタバに向かって歩いています。

我现在正在走路去星巴克。

→我现在走在去星巴克的路上。、我现在在去星巴克的路上。などでもOKです。

②天気は少し曇り気味です。

天气有点阴。

→「今天的天气是多云。」「今天的天气是阴天。」のOK

③天気予報によると、もうすぐ雨が降るらしい。

据天气预报报道,马上会下起雨来。

→シンプルに「据天气预报报道,马上会下雨。」のほうが良いと直されました。

④右側には畑が見えています。辺り一面、緑で覆われています。

右边能看到田地,一大片(一整片)被绿色覆盖。

⑤左にはアパートが1棟、一軒家が4軒くらい見えます。

左边有一幢小公寓,还有四个独门独户的小房子。

→こちらは「一軒家」の言い方がわからず、googleやbaiduで調べました。

⑥奥から車がこちらに向かって走ってきます。

一辆汽车从远处向我这个方向开过来。
→「一辆汽车从远处向我这个方向驶来。」もOK

⑦日本では左側通行です。中国では逆ですね。

在日本左边开车,在中国开得相反。

→間違いではないですが、「在日本车辆靠左行驶,在中国则相反。」のほうが良いと直されました。

⑧電信柱が6本見えます。

还可以看到六根电线杆。

⑨毎10メートルくらいに「四角い植木のようなもの」があります。

每隔大约十米有像植物的四方形的东西。

⑩左下のところに、排水溝のようなものが見えます。

左下能看到像排水口的东西。

→「排水口」で合ってました(^^)

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以上です。

今回は、中国語の実践能力トレーニングとしての独り言トレーニングについて、

眼の前の状況を描写するテーマを例として紹介しました。

ぜひみなさんも試してみてください〜!

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冨江コーチ

東京都出身。早稲田大学国際教養学部卒業。中国ビジネス10年(日本のゲーム、アニメ等コンテンツの中国展開に従事)、中国在住5年(上海、南京)の経験を活かし、実践的な中国語学習のサポートをいたします。2016年から語学の道に転身。大学院で第二言語習得、言語、哲学の研究を行いながら、中国語と日本語を教える。趣味は、中国各地の麺類を食べ歩くこと。新HSK6級。復旦大学短期留学(2007年)。The Australian National University修士号、早稲田大学国際コミュニケーション研究科修士課程修了。

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