中国語の学び直し完全ガイド|何から再開する?経験者向け勉強法とロードマップ

「昔、中国語を勉強していたけれど、ほとんど忘れてしまった」
「大学の第二外国語以来、何年も中国語に触れていない」
「HSKを取ったことはあるのに、いざ話そうとすると全然出てこない」
「中国駐在・留学経験があるけれど、ブランクが長くなってしまった」
そんな方が、もう一度中国語を勉強しようと思ったときに悩むのが、
「中国語の学び直しは、何から始めればいいのか?」
という問題です。
結論から言えば、中国語を一度学んだことがある人は、初心者とまったく同じ方法で最初から勉強し直す必要はありません。
大切なのは、
今の自分に何が残っていて、何が抜けているのかを確認し、必要な部分だけ戻ること。
そして、昔覚えた「知っている中国語」を、もう一度「聞ける・話せる中国語」へ変えていくことです。
PaoChaiオンライン中国語コーチングでは、中国語習得を大きく「B・C・P」の3段階で考えています。
B=Base:発音・文法などの基礎
C=Core:聞ける・話せる語彙表現力
P=Practice:実際に中国語を使う実践力
中国語の学び直しでは、
「Bを点検・修復し、できるだけ早くCとPへ戻る」
という考え方が非常に重要です。
この記事では、中国語を学び直したい方に向けて、何から再開すればいいのか、発音・文法・単語・リスニング・会話をどのような順番で勉強すればいいのかを、具体的なロードマップとともに解説します。
中国語の学び直しは「ゼロからの再スタート」ではない
久しぶりに中国語に触れると、
「こんな単語も忘れている」
「全然聞き取れない」
「以前はもっと話せたのに」
と感じることがあります。
すると、
「もう全部忘れてしまったから、初心者からやり直そう」
と思いがちです。
しかし、ここで注意が必要です。
一度中国語を勉強したことがある人は、本当の意味でゼロになっているとは限りません。
たとえば、
你好
学习
朋友
工作
准备
认识
といった単語を見れば、
「ああ、これは知っている」
と思い出せる人も多いのではないでしょうか。
文法についても、
了
过
把
被
比
因为~所以~
虽然~但是~
などを見れば、
「習った記憶はある」
という状態かもしれません。
つまり、
知識そのものが完全になくなったのではなく、素早く取り出せなくなっているだけ
というケースが多くあります。
だからこそ、中国語の学び直しでは、
全部を覚え直すことではなく、眠っている中国語を再起動すること
が重要になります。
中国語の学び直しで最初にやるべきことは「現在地の確認」
中国語をもう一度勉強しようと思ったとき、
いきなり教材を買う必要はありません。
まずやるべきなのは、
自分の中国語力の現在地を確認すること
です。
最低でも、次の5項目を確認してみてください。
- 発音
- 文法
- 語彙
- リスニング
- スピーキング
1.ピンインを見て正しく発音できるか
まず、中国語の土台となる発音を確認します。
簡単な単語のピンインを見て、ある程度正確に読めるでしょうか。
たとえば、
中国 zhōngguó
学习 xuéxí
朋友 péngyou
认识 rènshi
准备 zhǔnbèi
などです。
ピンインの読み方そのものをほぼ忘れているのであれば、発音基礎から復習したほうがよいでしょう。
一方、
「ピンインは読める」
「四声もだいたいわかる」
「ただし一部の音が怪しい」
という程度であれば、初心者向けの発音教材を最初からすべてやり直す必要はありません。
苦手な部分だけ修復すれば十分です。
2.基本文法を見れば思い出せるか
次に文法です。
たとえば、
是・有・在・了・过・着・把・被・比・是~的
などを見て、
意味や使い方がある程度思い出せるでしょうか。
細かい文法用語を説明できなくても構いません。
大切なのは、
中国語の文章を見たときに、意味と構造を理解できるか
です。
もし基本的な文章を読んでも語順がまったくわからないのであれば、文法を少し戻る必要があります。
逆に、読めば理解できるのであれば、文法書を最初から一冊やり直す必要性は高くありません。
3.中国語を見れば意味がわかるか
次に語彙を確認します。
たとえば、
我以前学过中文,但是已经很久没说了。
という文章を見たときに、
「以前中国語を勉強したことがあるけれど、もう長い間話していない」
という意味がわかるでしょうか。
わかるのであれば、中国語の知識はある程度残っています。
しかし、学び直しで重要なのはここからです。
4.同じ中国語を「音だけ」で理解できるか
先ほどの文章を文字ではなく音声だけで聞いた場合、すぐ理解できるでしょうか。
ここで、
「文字ならわかるのに、聞くとわからない」
という人は非常に多いです。
これは、中国語そのものを忘れたというより、
文字・意味・音の結びつきが弱くなっている状態
です。
学び直しでは、この状態からの復帰が非常に重要になります。
5.自分から中国語を言えるか
最後はスピーキングです。
たとえば、
「以前中国語を勉強していましたが、もう3年間ほとんど使っていません」
と言いたいとします。
この内容を中国語である程度すぐに言えるでしょうか。
読めばわかる。
聞けばなんとなくわかる。
しかし、自分から言おうとすると出てこない。
この場合、
知識がないのではなく、知識を瞬時に取り出す力が低下している
可能性があります。
ここを取り戻すことが、中国語の学び直しにおける重要なテーマです。
中国語には「知っている」と「使える」の間に大きな差がある
中国語を学び直すとき、
「この単語を知っているか?」
という二択だけで考えないほうがよいです。
たとえば「准备」という単語で考えてみます。
レベル1:見ても意味がわからない
准备を見ても意味がわからない。
この場合は、語彙そのものを再学習する必要があります。
レベル2:見れば意味がわかる
准备を見ると、
「準備する」
と意味がわかる。
中国語経験者の多くは、このレベルの単語を大量に持っています。
レベル3:聞けば意味がわかる
zhǔnbèi
という音を聞いた瞬間に、
「準備する」
と理解できる。
ここまでくると、リスニングで使える語彙になっています。
レベル4:自分からすぐ言える
「明日の会議の準備をします」
と言いたいとき、
準备
という単語が自然に頭から出てくる。
ここまでくると、スピーキングでも使える語彙です。
学び直しをする人の場合、
レベル2に大量の中国語が眠っている
ことがあります。
つまり、
「見ればわかる中国語」はかなりある。しかし、「聞ける・話せる中国語」が少ない。
この状態です。
そのため中国語の学び直しでは、新しい単語を大量に増やす前に、
すでに知っている中国語を「使える中国語」へ戻す
という発想が重要になります。
中国語を学び直すなら「B→C→P」で考える
PaoChaiオンライン中国語コーチングでは、中国語会話の習得を、
B → C → P
という流れで整理しています。
学び直しにも、この考え方を使うことができます。
B:Base|発音・文法などの基礎
Bは、中国語を習得するための土台です。
主に、
- ピンイン
- 発音
- 四声
- 基本文法
- 基本語順
などが含まれます。
初心者の場合、Bをゼロから構築する必要があります。
しかし、学び直しの場合は違います。
すでにあるBを点検し、壊れている部分だけ修復する
というイメージです。
発音が問題なければ発音は飛ばす。
基本文法が残っていれば文法を最初からやらない。
声調が崩れていれば声調だけ戻る。
把構文が曖昧ならそこだけ確認する。
このように、
必要なところだけ戻る
ことがポイントです。
C:Core|「聞ける・話せる」語彙表現力
学び直しで特に重要になるのがCです。
PaoChaiではCを、
「聞ける・話せる語彙表現力」
と考えています。
たとえば、
学习=勉強する
と単語帳で答えられるだけでは、会話では十分ではありません。
「学习」という音を聞いた瞬間に意味がわかる。
そして、
「最近また中国語を勉強し始めました」
と言いたいときに、
我最近又开始学中文了。
とすぐ口から出てくる。
ここまで持っていく必要があります。
そのためには、
- 音読
- リピーティング
- シャドーイング
- 瞬間中作文
- 音声を使った語彙学習
などが有効です。
学び直しでは、
新しい中国語を増やすだけではなく、昔覚えた中国語を再び高速で使える状態に戻す
ことを意識しましょう。
P:Practice|実際に中国語を使う
Pは、実際の世界で中国語を使う段階です。
たとえば、
- 中国人と会話する
- オンライン中国語会話を利用する
- 中国出張で中国語を使う
- 中国語でWeChatを送る
- 中国ドラマを見る
- 中国SNSを読む
- 仕事で中国語を使う
- 中国語でプレゼンする
などです。
中国語を学び直す人は、
「もう少し勉強してから会話しよう」
と考えがちです。
しかし、すべてを思い出してから実践に進む必要はありません。
Cをトレーニングしながら、少しずつPも増やします。
そして、
Cで学ぶ → Pで使う → できなかったことをCに戻す → またPで使う
という循環を作ります。
中国語の学び直しで重要なのは「Bを整え、CとPを伸ばす」こと
中国語学習を長期的に考えると、目指す形はシンプルです。
Bを固め、その後はCとPを伸ばし続ける。
これが基本です。
発音や初級文法には、ある程度「基礎を習得した」と言える地点があります。
しかし、
- 語彙
- 表現
- リスニング
- 会話経験
- 専門分野
- ビジネス中国語
- 文化理解
などには終わりがありません。
中国語を学び直す場合も、
Bへ完全に戻ることが目的ではありません。
Bの穴を修復し、なるべく早くCとPを伸ばす状態へ戻る。
これが、効率のよい中国語の学び直しです。
タイプ別|中国語の学び直しは何から始める?
ここからは、学習経験別に具体的な再開方法を紹介します。
大学の第二外国語以来、中国語を使っていない人
大学で1〜2年間、中国語を勉強した。
しかし、その後5年、10年と中国語をほとんど使っていない。
このタイプは、
Bを短期間で総点検する
ところから始めるのがおすすめです。
特に確認したいのは、
- ピンイン
- 四声
- 基本的な発音
- 基本語順
- 初級文法
です。
ただし、初級教材を半年かけて最初からやり直す必要はありません。
知っているところはどんどん飛ばします。
「これはわかる」
「これは怪しい」
「これは忘れている」
と分類し、
怪しい部分と忘れている部分だけ復習しましょう。
Bを確認したら、早めに音読や瞬間中作文などのCトレーニングへ移ります。
HSK・中国語検定を取ったけれど話せない人
このタイプは、中国語の学び直しで非常に重要です。
HSKや中国語検定のために勉強してきたため、
- 単語
- 文法
- 読解
の知識はかなり残っている。
しかし、
「中国人を前にすると全然話せない」
というケースです。
この場合、
単語帳の1ページ目から再び暗記することが最優先ではありません。
すでに持っている中国語を、
「見ればわかる」から「聞ける・話せる」へ変換する
必要があります。
音読、リピーティング、瞬間中作文など、Cを中心にトレーニングするとよいでしょう。
中国駐在・中国留学経験があるがブランクが長い人
以前はある程度中国語を話していた。
しかし帰国して数年たち、中国語をほとんど使わなくなった。
このタイプの場合、
知識そのものよりも、
中国語を処理するスピードが落ちている
ことがあります。
昔ならすぐ理解できた中国語なのに、
数秒考えないと意味が出てこない。
昔なら自然に口から出た表現なのに、
「あれ、中国語でなんて言うんだっけ?」
となる。
この場合は、以前の自分より少し簡単な中国語から始めて、
- 多聴
- 音読
- リピーティング
- 会話
の量を増やします。
まずは中国語を処理する感覚を取り戻すことを優先しましょう。
中国語は話せるけれど発音・文法が怪しい人
中国に住んでいた人などに比較的多いタイプです。
日常会話はできる。
しかし、
- 声調がかなり曖昧
- 発音を体系的に学んだことがない
- 語順のミスが多い
- 文法を感覚だけで使っている
というケースです。
この場合は、いったんBへ戻る価値があります。
ただし、すべてやり直す必要はありません。
発音や文法の弱い部分だけを修復する
ことで、その後の中国語力が伸びやすくなります。
中国語の学び直し|最初の3ヶ月ロードマップ
「結局、明日から何をすればいいの?」
という方のために、約3ヶ月の学習例を紹介します。
1〜2週目|勉強する前に現在地を確認する
最初の1〜2週間は、
いきなり本格的な学習を始めるより、現在地を把握する期間
と考えましょう。
発音、文法、語彙、リスニング、スピーキングをそれぞれ確認します。
初心者向け教材や以前使っていた教材を見直してみても構いません。
ただし、一問一問じっくり勉強するのではなく、
高速で確認する
ことがポイントです。
できるものは飛ばします。
できないところだけマークします。
3〜4週目|Bの穴を修復する
現在地がわかったら、Bの弱点を修復します。
たとえば、
発音が怪しいなら発音。
ピンインを忘れているならピンイン。
語順が怪しいなら基本文法。
了・过・把・被などが曖昧なら、その部分を復習します。
特に中国語では、
発音を曖昧なまま大量に音読しないこと
が重要です。
間違った発音を何百回も繰り返すと、その間違い自体を身体に覚え込ませてしまう可能性があります。
音読トレーニングへ本格的に入る前に、発音の大きな問題は修正しておきましょう。
5〜8週目|Cを集中的に鍛える
Bの大きな穴を修復したら、Cを増やします。
ここで行いたいのは、
- 音読
- リピーティング
- シャドーイング
- 瞬間中作文
- 音声を使った語彙復習
です。
教材は、難しいものを選ぶ必要はありません。
むしろ学び直しでは、
読めば8〜9割わかる程度の中国語
から始めるほうが効率的な場合があります。
目的は、新しい知識を大量に入れることではありません。
すでに知っている中国語を高速で使える状態に戻すこと
です。
9〜12週目|Pの量を増やす
ある程度中国語が戻ってきたら、実践量を増やします。
たとえば、
- 中国人と話す
- オンライン会話を使う
- AI中国語会話を使う
- 中国語で独り言を言う
- 中国語で日記を書く
- 中国SNSを見る
- 中国ドラマを見る
などです。
ここで重要なのは、
実践して終わりにしないこと
です。
会話をすると、
「この単語が出なかった」
「この言い方がわからなかった」
「この中国語が聞き取れなかった」
という課題が必ず出てきます。
それを再びCに戻して練習する。
そして、次のPで使う。
この循環ができると、中国語力は伸び続けます。
中国語を学び直す人におすすめの勉強法
発音|ゼロからではなく弱点だけ直す
発音を一度勉強したことがあるなら、すべてを最初からやり直す必要はありません。
まず自分の発音を録音して、
- j・q・x
- zh・ch・sh
- r
- ü
- an・ang
- en・eng
- in・ing
- 四声
- 軽声
- 三声変調
- 「一」「不」の声調変化
などの弱点を確認します。
自分の苦手な音だけ集中して直す
ほうが効率的です。
文法|「理解する」だけで終わらせない
学び直しで文法書を読むと、
「これは知っている」
「これも習った」
という項目が多く出てきます。
それ自体は良いことですが、そこで終わらないようにしましょう。
文法を確認したら、
その文法が含まれる中国語を音読する。
日本語から中国語へ変換してみる。
実際の会話で使ってみる。
このように、文法知識をCやPにつなげていくことが大切です。
単語|日本語訳だけを覚え直さない
たとえば、
提高=高める
だけを暗記するのではなく、
提高水平
提高效率
提高汉语能力
など、実際に使われる組み合わせで学びます。
さらに、
文字+意味+音
をセットにします。
中国語を見ればわかるだけではなく、
音を聞いてもわかる。
自分でも使える。
そこまで持っていくことを意識しましょう。
リスニング|いきなり難しい中国語を聞き続けない
久しぶりに中国語を勉強すると、
「中国ドラマを大量に見れば耳が戻るのでは?」
「中国語ニュースを流しておけばいいのでは?」
と思うかもしれません。
もちろん実践としては有効です。
しかし、内容をほとんど理解できない中国語を長時間聞き続けるだけでは、効率がよいとは限りません。
学び直しの初期は、
内容を理解できる中国語を、音だけでも理解できる状態にする
ことを優先しましょう。
スピーキング|フリートークだけにしない
中国語を取り戻すために、中国人の先生とフリートークを始めるのも良い方法です。
ただし、
週に一度だけ25分話す
という方法だけでは、練習量が不足しやすくなります。
日常的には、
音読。
瞬間中作文。
リピーティング。
独り言。
などで発話量を確保します。
そのうえで実際の会話を行うと、CとPがつながっていきます。
中国語の学び直しでよくある5つの失敗
失敗1|全部最初から完璧にやり直す
学び直しで最も避けたいのが、
「全部忘れたから全部やり直そう」
という発想です。
中国語学習は非常に範囲が広いため、すべて最初から勉強すると膨大な時間が必要になります。
知っている部分は飛ばしましょう。
学び直しは、
再スタートではなく再構築
と考えるほうがよいです。
失敗2|教材を買いすぎる
中国語を再開すると気合いが入り、
参考書。
単語帳。
アプリ。
YouTube。
Podcast。
オンライン会話。
と、たくさんの教材やサービスに手を出してしまうことがあります。
しかし、教材が増えるほど、
「今日は何をやればいいんだろう?」
という状態になりやすくなります。
教材を増やす前に、
今の自分が何を伸ばすべきなのか
を決めましょう。
失敗3|インプットだけになる
「久しぶりだから、まず中国語を思い出してから話そう」
と考える人も多いです。
しかし、
「もう少し覚えてから」
「もう少し聞けるようになってから」
と言っていると、いつまでたっても実践できません。
簡単な中国語で構いません。
早い段階から口を動かしましょう。
失敗4|会話だけになる
逆に、
「中国語は話せば話すほど伸びる」
と考え、フリートークだけを続けるのも注意が必要です。
もちろん実践は非常に重要です。
しかし、自分がすでに話せる中国語だけを繰り返していると、使える表現がなかなか増えないことがあります。
Cで使える中国語を増やし、Pで実践する。
この往復が重要です。
失敗5|学習時間ではなく「やる気」に頼る
中国語を学び直した直後は、やる気があります。
問題は1ヶ月後です。
忙しくなる。
仕事が増える。
疲れる。
すると中国語の優先順位が下がっていきます。
そのため、
「時間があるときに中国語をやる」
ではなく、
「朝30分」
「通勤中20分」
「夜30分」
のように、先に中国語の時間を確保しましょう。
中国語学習では、
何を勉強するかと同じくらい、継続できる仕組みを作ること
が重要です。
中国語の学び直しは独学でもできる?
結論として、中国語の学び直しは独学でも可能です。
特に、
- 発音の基礎がある
- 初級文法がわかる
- 自分の弱点を分析できる
- 教材を選べる
- 学習計画を作れる
- 毎日学習を継続できる
という方であれば、独学でも十分に進められます。
一方で、
- 何から始めればいいかわからない
- 毎回教材選びで迷う
- HSKはあるのに会話ができない
- 何度も中国語学習を再開しては挫折している
- 仕事で必要なので短期間で戻したい
- 自分の発音が正しいかわからない
- 一人では学習が続かない
という場合は、第三者に現在地を確認してもらうのも一つの方法です。
中国語教室と中国語コーチング、学び直しにはどちらがいい?
中国語の学び直しをするとき、
「中国語教室へ通うべきか」
「オンラインレッスンを受けるべきか」
「中国語コーチングを利用すべきか」
と迷う方もいるでしょう。
どれが正解ということではなく、目的によって向き不向きがあります。
中国語教室が向いている人
中国語教室は、
- 中国語そのものを楽しく学びたい
- 先生との会話を楽しみたい
- ゆっくり長期的に学びたい
- 毎週決まった時間に中国語に触れたい
という人に向いています。
中国語コーチングが向いている人
一方、中国語コーチングは、
- 何から学び直すべきか整理したい
- 自分の弱点を知りたい
- 学習方法そのものを見直したい
- 毎日何を勉強すればいいか明確にしたい
- 短期間で学習習慣を作り直したい
- 最終的には自分で中国語を伸ばせるようになりたい
という人に向いています。
PaoChaiオンライン中国語コーチングでは、
「授業をたくさん受けること」そのものを目的にはしていません。
中国語力を伸ばすために、
何を学ぶのか。
どのように学ぶのか。
毎日どれくらいやるのか。
どの順番で進めるのか。
を整理し、
最終的に自分自身で中国語学習を続けられる「自走力」を身につけること
を重視しています。
中国語を一度学んだ経験がある方にとっても、
全部ゼロからやり直すのではなく、
現在地を確認して、必要なところから再開する
という考え方は非常に重要です。
中国語の学び直しに関するよくある質問
10年以上ブランクがあります。初心者教材からやり直すべきですか?
必ずしも最初からすべて勉強する必要はありません。
まず初級教材の目次や例文を見て、
「できる・怪しい・できない」
に分類してみてください。
できる部分は飛ばします。
怪しい部分だけ確認します。
できない部分は復習します。
すべてを同じ濃度で勉強しないことがポイントです。
昔HSK4級・5級を取得しましたが、ほとんど話せません
この場合、単語や文法そのものをすべて忘れているとは限りません。
「見ればわかる中国語」はあるけれど、
聞いた瞬間に理解できない。
自分から口に出せない。
という状態である可能性があります。
その場合は、
音読。
リピーティング。
瞬間中作文。
会話。
などを使い、
知っている中国語を使える中国語へ変える
トレーニングを増やしましょう。
中国語の学び直しは単語と文法、どちらから始めればいいですか?
人によります。
だからこそ、最初に現在地確認が必要です。
文法が大きく抜けているなら文法。
発音が崩れているなら発音。
知識はあるが話せないならC。
すでにかなり話せるならP。
全員が同じスタート地点から始める必要はありません。
40代・50代から中国語を学び直しても遅くありませんか?
遅くありません。
むしろ学び直しの場合、一度学習した経験がある分、
「この文法は知っている」
「この単語は見たことがある」
「この発音は覚えている」
というものがあるはずです。
昔と同じ速度で戻らなくても構いません。
今の自分の生活に合わせて、中国語をもう一度積み上げていけばよいでしょう。
中国語は毎日何分くらい勉強すればいいですか?
目的によって変わります。
趣味として長く続けたいのであれば、毎日30分程度から始めてもよいでしょう。
半年後に中国出張がある。
1年後に中国赴任する。
仕事で中国語が必要になった。
という場合は、より多くの学習時間を確保する必要があります。
大切なのは、
1日に何時間やったかだけでなく、それを何日、何ヶ月続けられるか
です。
中国語学習アプリだけで学び直せますか?
学習を再開するきっかけとしては有効です。
特に、
毎日中国語に触れる習慣を取り戻す
という目的では便利です。
ただし、中国語を聞ける・話せるようになりたいのであれば、
- 発音
- 音読
- リスニング
- 発話
- 会話
なども組み合わせることをおすすめします。
まとめ|中国語の学び直しは「Bを整え、CとPを伸ばす」
中国語を久しぶりに勉強すると、
「こんなに忘れてしまったのか」
と落ち込むことがあります。
でも、
「初心者に戻ってしまった」
と考える必要はありません。
昔覚えた単語。
勉強した文法。
練習した発音。
HSK対策で読んだ中国語。
中国人と話した経験。
中国で生活した経験。
そうしたものが、完全にゼロになっているとは限りません。
中国語の学び直しでは、
昔の中国語を一つずつ再びつなぎ直していく
という考え方が大切です。
まず、
① 現在地を確認する
そして、
② B=発音・文法の穴を修復する
そのうえで、
③ C=知っている中国語を「聞ける・話せる」状態へ戻す
さらに、
④ P=実際に中国語を使う
という流れで進めていきましょう。
そして、その後の中国語学習で目指すのは、
「Bを固め、CとPを伸ばし続ける」
という状態です。
中国語は、一度勉強をやめたからといって終わりではありません。
5年間ブランクがあっても、
10年間ブランクがあっても、
もう一度始めることができます。
重要なのは、
昔の自分と比較することではなく、今の自分の現在地から再スタートすること。
「中国語をもう一度ちゃんと勉強したい」
「今度こそ、知識だけではなく使える中国語を身につけたい」
「自分の場合、何からやり直せばいいかわからない」
という方は、PaoChaiオンライン中国語コーチングも選択肢の一つとしてご活用ください。
PaoChaiが目指しているのは、ずっと誰かに教えてもらわなければ勉強できない状態ではありません。
自分に必要な学習を理解し、自分で計画を立て、自分の力で中国語を伸ばし続けられる状態。
つまり、
中国語学習の「自走力」を身につけること
です。
中国語を学び直すなら、全部をゼロからやり直す必要はありません。
Bを整え、Cを鍛え、Pで使う。
昔学んだ中国語を、今度は「使える中国語」としてもう一度育てていきましょう。
HARU
兵庫県出身。同志社大学卒業。卒業後、食品メーカーで商品開発や中国事業に携わる。多くのプロジェクトで通訳・翻訳として貢献。自身の躓いた語学経験を多くの学習者に還元したいという想いでPaoChaiで中国語学習コーチとなる。新HSK6級。通訳案内士。好きな言葉は「為せば成る為さねば成らぬ何事も」。趣味は自転車で街を探索すること。温泉めぐり。ランニング。
HARUさんの他の記事を見る関連記事
-
中国語の習得が“簡単”な3つの理由
-
中国語【作文の書き方】そもそもの目的と具体的な3つのやり方とは?
-
中国語リスニングアプリ12選!無料で使えて機能的なおすすめアプリも紹介!
-
中国語は短期習得できる!ポイントと勉強法を知って賢く学ぼう
-
【目的別】中国語学習アプリのおすすめ15選!隙間時間の勉強や旅行に役立つ!
-
【中国語】語学Youtuber(英語圏)を16厳選!176万人登録者も
-
中国語の【基本】を理解する12文型(基本6+5W1H)
-
【中検1級合格体験記】中国語の最難関資格!?47歳から13年【全学習歴・対策】とFAQ10選
-
中国語を独学するときにおすすめの教材15選!上達に使える教材を選ぼう
-
漫画翻訳者が実践!【中中辞典】で日本語に頼らず中国語コンテンツを楽しむ勉強法



























