中国語学習においてネイティブからしか学べない4つのこと
ネイティブからしか学べないこと4つ
(1)「自分の中国語がネイティブにとって自然かどうか」の判断をしてもらう
「自分の中国語がネイティブにとって自然かどうか(どういう印象を持つか)」の判断をしてもらうということです。
・発音面
・表現・内容面(作文、或いは発話の場合はそれをスクリプトとして文字起こしたときに文法の観点や言い回しの自然さ等)
に分けられます。
フィードバックというのは、「あなたの中国語はうまい!」「◯◯の発音がよくない」のようなあなたのアウトプットへの直接的なフィードバックだけではありません。
(3)本当の会話の機会を与えてくれる
トートロジーになりますが、ネイティブとの会話はネイティブと会話することでしかできません。
- 自分(学習者)が発話(作文と音声化)
- ネイティブがそれを聴いて理解
- ネイティブがその理解を基に自分の発話
- 自分(学習者)がそれを聴いて理解
- 自分(学習者)がその理解を基に自分の発話(作文と音声化)
これらのステップの繰り返しが会話の本質です。
ここで、各ステップでどのような学習効果が得られるかを説明します。
まず、「1」では瞬時にある状況で必要な内容の中国語を作文し発話する必要があります。そして、「2」でネイティブは学習者のその発話を、発音面と表現・内容面で評価していると言えます。それゆえ、ここで、スムーズに「3」に移れば合格です。
「3」「4」では、学習者は聴解力を試されます。そして、この聴解問題は普通の勉強としてのリスニングとは異なります。この聴解の内容は、教科書的な架空の内容のものではなく、私(自分)に対してある状況の中で語りかけられる内容なので、発話だけでなく状況の中で総合的に理解をすることができます。これは自分のレベルより少し高いレベルの理解である、インプット理解に繋がります。
ネイティブとの会話を行うと、このように各ステップで学習効果があります。
そもそも、このように相手に対して発話(意を投げかける)し、相手の発話を理解することが会話の本質であり、語学の目的です。
各ステップで必要な瞬発的な反応は、会話以外ではトレーニングしずらいものです。
異なる文化的背景を持つ相手と様々な話をすることは中国語を使った会話の意義です。目的を達成しつつトレーニングができることは最高ですね。
(4)モチベーションを与えてくれる
以上、語学において、ネイティブにしかできないことは次の4つです。
- 「学習者の中国語がネイティブにとって自然かどうか」の判断
- 学習者に「中国語を話せる!という自信を与えてくれる
- 本当の会話の機会を与えてくれる
- 学習継続のモチベーションを与えてくれる